定番レイアウトアイデア(風呂・洗面室・トイレ編)

117 定番レイアウトアイデア(風呂・洗面室・トイレ編)

実家に住んでいた時や賃貸にお住まいだった時に、「こういうレイアウトならもっと便利に生活できたはず。」という想いを持った方もおられるでしょう。
中古住宅を購入されたお客様も、設備の入替えだけでなく、水回りのレイアウトの変更を望まれる方も多くもいらっしゃいます。

実際、配置を変えるだけでグッと生活しやすくなる場合もあります。
それは、優秀な洗濯機や最新モデルのトイレだけでは得られない快適さだったりします。
新築やリノベーションを行う場合には水回りはとくに意識してレイアウトを考えましょう。

「動線」という言葉はよく耳にされるかと思います。
基本として「生活動線」と「家事動線」の2つに分けられます。

生活動線は「食事」「入浴」「排泄」など生活を営む上で欠かせない活動をつないだ線を指します。
家事動線は、炊事や洗濯などの家事をする人が動く活動をつないだ線を指します。
どちらの動線にしても短いほうが生活しやすい間取りと言われています。

また、マンションにお住まいの場合よりも、2階建て以上の一戸建ての場合のほうが動く距離が長くなる分、動線の重要性は高いでしょう。
スペースの関係上、水回りが上下階に分かれてしまい、すべてをつなげることができない場合のほうが多いでしょう。

その場合でも、優先順位を決め、ギリギリまで知恵を絞ることで良いアイデアが生まれることがあります。
その場合は、5年先、10年先も考えプランを検討してみてください。

理想のレイアウトを検討する場合の基礎となるのが定番レイアウトです。
それを元に少しずつ工夫を行うことで、一歩ずつプランを進めていくことができると思います。

一つの考え方としてお風呂、洗面室、トイレを一箇所に集中し配置させるということがあります。
配管の長さも抑えられコスト面でも有利です。
そこから、リビングやキッチンなどの間取りとの兼ね合いで少しずつ変更していくことが良いと思います。

「忙しい朝の身支度をする際に、トイレと洗面室は別にしたほうが混みあわなくてよい。」
「洗面室にある洗濯機をまわして、ベランダで干すまでの動線を短くしたい。」
など、過去の事例などを参考に建物の大きさと相談しながらプランを作り上げていくことになるでしょう。

このように生活をイメージしながら楽しみながらレイアウトを計画してみてください。
きっと納得の間取りにたどり着くと思います。

(参考:リフォーム事例一覧
(参考:部位別リフォーム価格表

No.117

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