レイアウト&インテリアを工夫してトイレを快適でお気に入りの空間に

203 レイアウト&インテリアを工夫してトイレを快適でお気に入りの空間に

トイレは小さな空間だけど


トイレはどの家にもなくてはならない大切な場所。
リフォームするなら、家族みんなとお客様も気持ちよく使える空間にしたいですね。

しかしながら、トイレは家の中でも最も小さな空間。
スペースを広げることがむずかしいケースも少なくありません。

今回は、せまいスペースでもストレスなく使えて、快適に過ごせるトイレづくりのアイデアをご紹介します。


ストレスなく使えるレイアウトとは


トイレはコンパクトながら、「用を足す・手を洗う」ことはもちろん、お子さんや高齢者のトイレ介助など、複数の動作をする空間です。
これらの動作をストレスなくこなせるようにするためには、便器と手洗い器のレイアウトが重要になります。

トイレのタンクには手洗い器がついたものがありますが、こちらは水はねで壁が汚れやすい上、トイレ内の「用を足す→手を洗う」という動線を考えると少々不便です。
それよりも、手洗い器の設置場所としておすすめなのは、便器の手前の出入口から近い位置です。
この配置なら、鏡をつければ朝の洗面所が混み合う時間帯にはサブの洗面台としても使え、お客様がトイレのついでにお化粧直しができますし、掃除をするにも便利です。


せまいトイレを広く使うために


とはいえ、どうしてもトイレのスペースが限られるというお宅もあるかと思います。
そんな場合は、タンクのないタンクレストイレを検討してはいかがでしょう?

タンクがなくなれば、その奥行き分の10cm程度トイレが広くなります。
10cmとはいえ、小さな空間ですから、けっこう広く感じられます。

また、せまいトイレスペースに向けた、薄型の手洗い器や手洗い器と収納がセットになった手洗いキャビネットが販売されています。
手洗いキャビネットはさまざまなユニットを組み合わせることができるタイプもあります。

こうした製品とタンクレストイレを組み合わせれば、限られたスペースでも機能的なトイレづくりが可能です。


トイレをすてきな空間に


トイレは機能性も大事ですが、明るくちょっぴりすてきな空間であってほしいですね。
一輪挿しや小さなフォトフレームを飾るだけでも、トイレ内の印象は大きく変わります。

スペースが限られている場合は、壁の構造にもよりますが、壁をくり抜いてつくるニッチ棚なら、場所を取らずに飾り棚ができます。
もしくは、薄型のカウンターやトイレットペーパーホルダーと一体型になっているカウンターを取り付ける方法もあります。

加えて、トイレの内装はリビングやダイニングよりも大胆に楽しむといいかもしれません。
例えば、壁の1面には、気に入っているけど少し派手かなと思うくらいの色や柄の壁紙を貼れば、よいアクセントになります。
以上を参考に、トイレを快適なお気に入り空間にしてくださいね。

(参考:トイレのリフォーム)
(関連コラム:トイレのリフォーム 清潔!節水!最新の設備はこんなにすごい

No.203

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