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不動産のレシピ 不動産購入や売却をお考えの方

買い替えをしよう

売却と購入を同時に行うことはタイミングや市場の状況によっても左右されますし、非常に難しい課題でしょうが、リスクを最小限に抑え上手に買い替えをすることが出来れば… 買い替えにはどうしても売却と購入のあいだにタイムラグが生じてしまいます。そのタイムラグを最小限に抑えることが、金銭的な負担を抑えることに繋がりますので、余裕をもった資金計画と準備が必要です。

買い替えをしよう

今回からは、買い替え編に突入します。現在、お住まいの持ち家を売却し新しいお家に買い替えする方のお力になればと思いこの章を進めて参りますので、今後の参考に一度お読みいただければと思います。

売却と購入どちらが先?(にわとりor卵)

持ち家の売却を決めてから新規の家を探すのか、新規の家の購入を決めてから売却を進めるのか不動産にとっては永遠の課題のように思います。

不動産市場に物件が余っている状況であれば、売却優先で進めるのが良いのですが、その場合ですと通常は市場として値下がり傾向である場合が多く、不動産を売却する時期としては、適切ではないと思います。やはり売却するのも購入するのも市場が安定している時期が適切であり、資金計画も立て易いものです。では、にわとりと卵どちらを優先すれば良いのでしょう。

基本的には通常売却を優先して行います。その理由としましては、売却を優先させることによって、予算の確定が出来ることが第一にあげられるでしょう。予算が確定することによって、購入計画の金銭的な予算も立て易くなりますし、精神的にも余裕をもって実行することが出来るでしょう

その際、注意することは売却イコール新しい買主様への引き渡しとなりますので、その場合は仮住まいすることも視野に入れておいて下さい。仮住まいを回避する為に、物件売り出し時に引き渡し期間を6ヵ月後等長期間に定めている物件もたまに見受けられますが、買う側にとってはマイナス材料としかなりませんので、そのようなことは極力避けて頂くとともに、仮住まいを回避する為にあせって物件を購入することも避けてください。

どうしても購入したい物件があり、購入優先で行う場合には余裕を持った資金計画を立てて頂き、行動して下さい。例えば売却物件の充当資金を当初の計算より10%程度低く設定し、新規物件の住宅ローンを多めに申し込まれるか、最悪の場合は金融機関にてつなぎ融資を組んで頂けるところもありますので、不動産会社に営業マンか金融機関にご相談ください。

一応「つなぎ融資」のご説明をしておきますと、現在の持ち家を売却する前に新規物件を購入した場合、旧の住宅ローンと新規の住宅ローンとの二重ローンになる場合があります。それを回避する為に、旧の住宅ローンを一度完済する為に新規住宅ローンの金融機関が「つなぎ融資」を実行し、当面は利息のみの支払いに変更して頂くプランのことです。しかし、売却価格や残債の金額によっては受けて頂けない場合もありますのでご注意ください。

新築住宅や新築マンションを購入する場合は、売り出しから引渡しまで相当期間余裕がありますので、その場合ですと上手く買い替え出来ることもあります。

以前は、買い替え特約と言いまして売却物件が一定金額以上で売却出来ない場合は、新規の売買契約を白紙解除出来るとの特約もありましたが、最近は少なくなったように思います。分譲会社が自社の仲介部門で売却依頼した場合のみ下取り保証をつけているデベロッパーも時々あります。いずれにせよ、買い替えの場合には余裕を持った資金計画を立てるようご準備ください

タイミング勝負

売却も購入もタイミング勝負です。売却と購入のスケジュールが上手くかみ合えば、仮住まいや「つなぎ融資」を受ける必要もなくスムーズに行く場合があります。このようなケースはごく稀であり、通常は数ヶ月の二重ローンや仮住まいを余儀なくされることが通常であるとお考え下さい。

最近の中古物件資料の備考欄に売主の引渡し猶予期間一週間というのを目にしますが、これはお金の支払いイコール建物の引渡しとなりますので、通常は決済日に引っ越しできるものでありませんので、売主様が買い替えをされる場合に一週間程度のタイムラグを設けてスムーズな買い替えを行うようにしているわけです。(あくまでも売る側の都合です)

購入優先で行動して売却物件が一向に売れないことや、売却はしたのに購入したい物件が見つからない等よくあることです。購入するにせよ、売却するにせよタイミングが上手くかみ合えば無駄な出費を極力減らすことは可能ですので、ご自分で出来ることは努力してみましょう。

時期的には、春休み引渡しや夏休み引渡し等購入する側が動きやすい時期に引き渡し出来るように照準を合わして売却に出してみたりすることも大切です。基本的に年度始まりの3~4月は転勤や進学就職等移動が重なる時期ですので、比較的購入する方や売却する方も多い時期ですので、その時期に適切な価格で売却に出すのが理想的でしょう。

買い替えを前提で売却時期まであまり期間がない場合、売り出し価格には少し注意が必要です。売り急ぎと感じられるような短期間での値下げの繰り返しは売却価格を極端に安くしてしまう場合もあります。購入する方は、物件情報をよく見ておられますので、ずるずると価格を下げている物件はまだ下がるのでは?と考え本当は購入したいが、「もう少し価格が下がるのを待とう」となってしまうこともあります。売却する場合、時期と価格はしっかり検討しましょう

万が一の場合の仮住まい

どうしても引き渡し時期がかみ合わず、仮住まいをする際のご注意。

  • 初期費用は極力抑えて
  • あくまでも仮住まい
  • 敷金礼金0物件に注意
  • トランクルームを有効活用
  • 引っ越し業者との上手な付き合い

初期費用は極力抑えて

初期費用についてですが、あくまでも仮住まいなのですから今と同じ広さや住環境すべてにはこだわらず、お子様の校区内でのお引っ越しなら同じ校区内、それ以外であれば購入予定地周辺等に絞って探しましょう。購入予定地周辺にて仮住まいをした場合には、地元の不動産情報をいち早く入手することも可能でしょうし、何よりもその町に早く馴染めることでしょう。

あくまでも仮住まいの初期費用や毎月の家賃は戻ってくるものではありませんので、極力抑えるようにしてください。ただ単に、敷金礼金だけではなく住宅保険や保証会社の費用や仲介手数料なども必要ですし、敷金礼金0の物件でも家賃の3か月分くらいは初期費用として掛かりますので、ご注意ください。

あくまでも仮住まい

あくまでも仮住まいですので、普段の生活では多少の我慢をする必要もありますし、不便なことも多々あるかと思いますが、次の為へのステップと考え前向きにお考え下さい。

敷金礼金0物件に注意

最近は敷金礼金0円の物件も増えてきましたが、通常に考えてそのような都合の良い物件は無いとお考え下さい。通常そのような物件の場合、1年以内の解約の場合は1ヶ月ないし2ヶ月の解約違約金を取られることが多々ありますし、保証会社の保証料が割高の場合もありますので…。

トランクルームを有効活用

仮住まいの場合に現在のお荷物が全て入りきらないことが多々あります。というよりも全て入りきる物件を仮住まいにする必要はないでしょう。その際に活躍してもらえるのが、最近流行のトランクルームです。通常は一畳タイプからありまして、一ヶ月数千円程度で借りられるものもありますし、火災保険や保証料等の余分な費用も必要ありませんし、場所によっては24時間出し入れ自由のところもあります。

引っ越し業者との上手な付き合い

最近では1ヶ月や2ヶ月程度なら、引っ越し業者でもお荷物を預かって頂けるところもあります。その場合ですと、次回の引っ越し代金を安くすることも可能でしょうし、次回の引っ越し時にあまりバタバタすることもないでしょう。

不動産が売れないときは?

「売却に出している不動産が売れなくて困っています」よくあるお話しです。その際に売主様がまず考えるのが、「以前依頼していた不動産会社があまり動いてくれなくて」や「チラシも少なかったし」が大半を占めています。確かにそのようなことがあったかも知れませんが、大半は違うことが多いのです。

「以前依頼していた不動産会社があまり動いてくれなくて」

不動産会社は成約しないことには手数料をいただけないシステムになっているのですから、動かないということは基本的にありません。しかし、ごく稀に動かないケースもあるのは確かです。どのような場合かといいますと、それは売主様にも原因があることが多いのです。

まず一番には価格設定です。誰しも自分の持ち物は愛着があり、よく見えてしまうものですが、何事にも相場がありますので相場から考えて高い物件は簡単には売れませんし、買う方も良くみていらっしゃいます。値下げの際少しずつ下げるのではなく、下げるときはある程度思い切って下げてください。買う方はよく見ておられますので…。

不動産に専任媒介や一般媒介というのがあるのをご存知かと思いますが、要は売却の窓口を一社にするか複数にするのかの違いなのですが、同じ価格であれば一般媒介よりも専任媒介の方が不動産会社はよく頑張ってくれます。一般的に考えて大手の仲介業者の何社かに一般で依頼すれば窓口も広がって直ぐに売れるように思いますが、それは大きな間違いなのです。完全な売り手市場の地域であれば、その方法もありでしょうが相場が落ち着いている状況では逆効果となるのです。不動産会社が売却依頼を受けている物件はその物件だけでは無く、他にも沢山の物件の売却依頼を受けているわけです。そうなると自分のところにだけ依頼されているのと、他にも頼まれているのとでは力の入れ方が全然違ってくるわけですし、責任感も薄くなるわけです。一般媒介ですと法的な報告義務も(専任媒介であれば2週間に1回以上)ありませんし、物件の状況が他社との共有となりますので、リアルタイムでの状況が把握しにくく、いくら頑張っても他社で決まれば手数料が0円となるわけですから、どうしても力が入らないわけです。

不動産会社というのはあくまでも営業会社ですので、売上げが重視されるわけです。売れない価格の物件や、他社にも依頼し手数料がゼロの可能性がある物件であれば動いてもらえないのも当然でしょう。

インターネット環境が充実している現在は一社のコンピューターで物件登録すれば、すべての不動産業者が検索できるシステムも整っておりますし、責任の所在もはっきりしますので、専任媒介の方が時代には合っているかと思います

売却必勝法?
リフォーム後売却

価格も問題なく、不動産業者にも問題なさそうなのに一向に売却出来ない場合…それが一番頭を抱える問題ですが必勝法とまでは行かないかもしれませんが、おひとつ伝授しましょう。

今までの不動産市場の常識からすると中古住宅は購入した人が、自分でリフォームして住まれるというのが大半を占めていましたが、時々広告等にリフォーム済みや風呂、キッチン交換済み等の物件も目にすることでしょう。このような物件は不動産会社が下取りした物件や、買い取った物件に大幅な改装を施し販売しているのです。しかし、このような物件は通常は相場より若干価格が高くても意外と早くに売却出来ています。不動産のプロがその視点で判断し加工して販売するため、当たり前と言ってしまえばそれまでなのですが、最近はそれを真似て上手に売却されている方も増えつつあります。予算の都合上あまり大規模なことは難しいでしょうが、ポイントを上手に抑えると当初の予定より早く高く売却できるケースもあります。

なぜリフォーム後売却なのか

例えば同じマンションの中で、3件の売り物件があったとしましょう。その内の1件のみクロス等のリフォームが施工されていて、売却価格が100万円高かったとしましょう。この場合100万円高くリフォーム済みの物件が先に売れるのです。

購入する方の心理的なことを考えますと、不動産にとって第一印象はとても大切なものなのです。確かに100万円の費用を掛ければ通常のファミリータイプのマンションであれば張替えは可能でしょう。

しかし先にお金を掛けて綺麗にしているのと、「100万円掛ければ綺麗になりますよ」では購入する側にとっては大きく違うわけです。購入する側からすると、幾ら綺麗になると頭では理解していても、見ていないものには完璧なイメージは出来ないわけです。

不動産会社が自社で買い取った物件には必ずリフォームしてから販売するのは、その方が早く、より高い価格で売却出来るからなのです

某経済新聞によりますと、リフォームを先行して売却された方の約80%の方が、施工した工事代金よりも高い金額で売却出来たとのデータもあります。不動産のプロがしていることなのですから、それを真似てみるのも一考ではないでしょうか?

実際にどれ位の予算が必要なのか

リフォームと言っても物件の広さや、使用する部材、何処まで施工するのか、依頼する施工業者によって価格は大きく違ってきます。一般的な3LDKのファミリータイプのマンションを例にしてみましょう。

一般的な3LDK

  • 室内クロス:3室+リビング+洗面所+トイレ
  • 洗面所やトイレ内の床:クッションフロアー
  • 畳表替え:6帖
  • 襖張替え:2枚
  • 美装工事(専門家の室内クリーニング)

当社参考物件の価格では(クロスは量産品使用)

工事内訳 施工種別 単価 数量 合計
クロス工事 洋室(1)壁・天井 950 円 40m² 38,000 円
(量産品) 洋室(2)壁・天井 950 円 40m² 38,000 円
和室壁 950 円 25m² 23,750 円
リビング壁・天井 950 円 75m² 71,250 円
トイレ壁・天井 950 円 13m² 12,350 円
洗面所壁・天井 950 円 20m² 19,000 円
玄関廊下壁・天井 950 円 24m² 22,800 円
床工事 トイレ床 2,800 円 1.4m² 3,920 円
(CF) 洗面所床 2,800 円 2.5m² 7,000 円
畳表替え 6帖和室 5,500 円 6帖 33,000 円
襖張替え 2,500 円 2枚 5,000 円
美装工事 一式 85,000 円
※残材処分費や諸経費は含まれておりません。 359,070 円

当社施工例で考えますとお部屋のクロス等を一新しても約30万円なのですから、もう少し予算を組んで、洗面台の交換や便器等の交換をしても50万円程度でしょう。

100万円の予算を組むのでしたら、システムキッチンを交換することも可能かもしれません。その費用を先行投資することによって、あなたの物件が売りやすく、価格的にも良い条件で売却できるとしたらどうでしょうか?

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