心地よい寝室づくりのヒントとは ホテルや旅館を参考にしてみよう

190 心地よい寝室づくりのヒントとは ホテルや旅館を参考にしてみよう

ホテルや旅館を参考に寝室づくり


寝室は日々の疲れを取り健康に暮らしていくための大切な場所です。
リフォームするなら、心地よく安眠できるお気に入りの空間にしたいもの。
そのヒントにしたいのが、ホテルや旅館の客室です。

高級ホテルや旅館の部屋の広さをマネるのはむずかしいですが、照明やカラーリング、動線は一般の住宅にも取り入れられます。
今回は、ホテルや旅館を参考にした心地よい寝室づくりについてお伝えします。


ホテルのカラーリングをマネしよう


寝室が洋室の場合、まず参考にしたいのがホテルの居室のカラーリングです。
多くのホテルでは、「ベッドヘッド」と呼ばれるベッドのヘッド側の壁にちょっとした演出がされています。

ポピュラーなのが、ベッドヘッドをアクセントカラーウォールにする手法です。
アクセントカラーウォールとは4面ある壁のうち、1面をアクセントとして異なる色にしたもの。
アクセントクロスといって、1面だけ壁紙を貼り替えることもできます。
ベッドヘッドを落ち着いたダークな色目にして間接照明を取り入れると、ずいぶんと部屋の雰囲気が変わります。

最近は、アクセントクロス向きの壁紙も増え、柄物もあります。
柄物を選ぶ場合は、色数が少なく同系色でまとめたものが寝室にはおすすめ。

お気に入りのクロスの柄に照明を当てるとムーディな空間を演出できます。
間接照明にするのがむずかしい場合は、ベッドまわりの照明はなるべく低めに配置しましょう。


ビジネスホテルは動線に注目


ホテルの居室は動線も工夫されています。
特にビジネスホテルなどのコンパクトなホテルでは大きな荷物を抱えて部屋に入ったとき、すぐに荷物が置けて、上着がかけられ、椅子に腰かけられるようになっています。

このように、寝室内の収納や家具の配置は、出入口からベッドに入るまでの間の動作と大きく関係します。
ホテルの居室のレイアウトが参考になりますね。


和室は光と空間の使い方がポイント


和室の寝室では、旅館の部屋の光と空間の使い方を参考にしましょう。

まず注目したいのが障子です。
障子を通したやわらかい自然光は朝のさわやかな目覚めにつながります。

障子といえば縁側のイメージがありますが、現代では、縁側がなくてもリフォームで設置できる障子タイプの内窓があります。
障子といってもガラス窓なので、張り替える必要はありません。

また、旅館の押し入れや収納は床上数十センチほど空いているものがよくありますが、これを自宅に取り入れてはいかがでしょう?
狭い部屋でも圧迫感を減らすことができ、メインの照明を暗めにして、ここに照明スタンドを置けばゆったりと落ち着いた雰囲気を演出できます。
もしくは、ふとんを敷きこむなどスペースを有効利用するのもよいでしょう。

(参考:リフォームの施工例一覧
(関連コラム:寝室を快適にするために大切なこと 健康的な暮らしのベースづくり

No.190

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