タンクレストイレのメリット・デメリット

055 タンクレストイレのメリット・デメリット

せっかくトイレのリフォームをするなら、今度はタンクレストイレにしたい、と考える人も多いのではないでしょうか?
しかし、タンクレストイレが無条件に素晴らしいというわけではなく、当然デメリットもあります。
今回はタンクレストイレのメリットとデメリットを整理しておきましょう。


タンクレストイレのメリット


◎スッキリした見た目

タンクが無い分見た目がスッキリとしていて、トイレ空間が広くなります。
また、凹凸の少ないデザインにより拭き掃除もしやすいです。

◎掃除がしやすい・手入れが楽

凹凸が無いからというだけでなく、自動除菌機能が付いたものや汚れが付きにくい素材・コーティングなど、汚れにくく掃除がしやすいというのも魅力です。
もちろん、タンクが無い分拭き掃除をする時間も短くなります。

◎連続で使える
従来のトイレの場合、1回流すとその後しばらく、タンク内に水が貯まるまでは十分な量の水を流せないという問題がありました。
タンクレストイレは水道と直接繋がっているため、連続でも流すことができます。

◎節水になる

これはタンクレスだから、というわけではありませんが、最新のトイレは従来のものに比べると70%前後の節水ができます。
環境にも家計にも優しいトイレです。


タンクレストイレのデメリット


◎手洗い場所が必要になる

タンクレストイレ自体には手洗いが付いていないため、別途設置することになります。
洗面所が近ければ付けなくてもいいという方もいらっしゃいますが、トイレ内で手を洗いたいのであれば手洗いの設置が必要です。
そのため、工事費と工事にかかる時間がかさんでしまうという問題もあります。

◎停電時の対応

タンクレストイレは電気を使って流すので、停電時には通常通りには使えません。
手動レバーを使う、乾電池を入れて使う、別売りの停電時用キットを購入する、といった対応が必要になります。

◎水圧の影響

水圧が低いとうまく流れなかったりトイレが詰まったりする原因になりますので、タンクレストイレを設置できないことがあります。
なお、リフォーム時には水圧を計測しますが、計測しないまま設置してしまう業者もあるようですので注意してください。

◎価格が高い

従来のタンク式トイレに比べると、タンクレストイレの方が価格は高いです。
タンクレストイレの方が高機能なものが多いからなのですが、別途手洗いを付ける工事費も考えれば、10万円以上の差が出てしまいます。

タンクレストイレのデメリットを考えても、節水効果や掃除にかける手間暇が減るといったメリットの方が大きいと感じる方も多いのではないでしょうか。
停電時に使えなくなるというわけでもありませんし、水圧さえクリアしていれば、主なデメリットとしてはリフォーム時の費用が高くなるということだけです。

予算的に大丈夫であれば、ぜひタンクレストイレへのリフォームを検討されてみてはいかがでしょうか。

(参考:トイレのリフォーム
(関連コラム:トイレのリフォーム 清潔!節水!最新の設備はこんなにすごい

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