30年後を想像。

みなさん、こんにちは。

不動産事業部の Y です。

 

今日は、30年後に住むおうちについて語っていこうかなと思います。

 

みなさんのおうちに階段はありますか?

マンションでしたら、エントランス前の階段やエレベーターのないマンションでしたら

階段で自宅までたどり着かないといけませんね。

戸建てでしたら、家の中に階段がありますね。

外の玄関ポーチにもあるかもしれません。

 

元気で若いうちはなんとも思わなかった階段。

ある時期から、大きな壁になってきます。

その時期は人によってまちまちですが。

 

思いつくところは、年齢を重ね、足の筋肉が衰え始めたころでしょうか。

それ以外は、事故や怪我、病気などで足を上げることが難しくなったりでしょうか。

 

病気や怪我で階段や大きな段を上れなくなったら、みなさん、どうしましょう?

 

よく聞く話では、介護保険や要介助で保険を使うことでしょうか。

でも、福祉から手当てをいただいて家に手すりやスロープをつけられるのは

認定を受けた方だけと聞いたことがあります。

 

その認定も 級 があるんです。

等級によって受けられる補償がちがうんですね。

その等級を決めるのは、ケースワーカーさんがその方の様子を見て決めるそうですが、

人によって級のラインが違うそうです。

では、級が受けられない方は?

 

自腹で手すりやスロープを設置しなければなりません。

 

自腹でも、自腹でなくとも、スロープを設置する場所があるのかどうか。

手すりも強度が必要です。手すりがほしいところに必要な強度はあるのか。

 

実際、私の自宅もトイレに手すりを設置しました。

設置する際、設置する場所のタイルの裏側が空洞で手すりがつけれないため

数センチの厚みの木材で補強をしてもらいました。

 

玄関前も段をなくし、道路から車椅子を持ち上げず出入りできるようにしたいと思いましたが、

敷地から道路に出るところがどうしても10センチほど段が残ってしまい、後付けで置くだけのものを置いています。

 

新築を建てる場合は、あと30年後のことを考慮して始めから設置できますが、

もう、建ててしまった。もしくは中古を買う予定の方。

 

あと、30年そのおうちに住むことを考えて、建ててしまった方は気持ちや体力に余裕のあるうちに

30年後の自分を想像して、リフォームを考えてみてはいかがでしょうか?

リフォームをするとなったら、お風呂は数日使えなくなります。玄関前でしたら作業をしている横を

「すいません通ります、すいません」 と ひょいひょいと飛び越えていかなければなりませんし。

体が動きにくくなったときにリフォームをしようと思っても、気力と体力がついていかないかもしれません。

 

中古を買う予定の方は、引っ越す前に手すり設置や段をなだらかにする工事をされるのがいいと思います。

部分部分の工事でも大きなものがあれば動かさないといけませんし、工事中は多少埃がたちます。

住みながらのリフォームはとっても不便です。

 

お年寄りや体の不自由なご家族と一緒に生活をしてみないとわからないことが多いですが、

長生きするのであれば、老化は避けられないことですので、一度、自分の30年後を想像して

おうちを考えてみるのもいいかもしれません。

 

という私のおうちは 段がたくさんありますけど(笑)

でも、階段につけた手すりの位置は少し低めにしてあります。

腰の曲がった状態でしっかりつかめる位置にしていますよ。

 

 

それでは不動産事業部 Y でした。

今日はとってもまじめにお話をしましたね(笑)

明日は豪雨ですね。きっと。

 

 

 

 

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