リフォームでできる戸建て住宅の防犯対策 侵入者を寄せ付けない!

060 リフォームでできる戸建て住宅の防犯対策 侵入者を寄せ付けない!

既存の戸建て住宅の防犯対策


1棟まるごと対策できるマンションとは違い、戸建て住宅の防犯は世帯ごとに行うものです。
わが家は自ら守るということですが、何をすればいいのでしょう?

近年は、警備会社のホームセキュリティーサービスの料金もお手頃になってきました。
しかし、こうしたサービスは何かあったときに警察に通報したり、警備員が駆けつけるといったもの。
空き巣などの犯罪を未然に防ぎ、直接家を守るためには、なんらかの対策を施すことが必要です。

そこで、既存の戸建住宅にリフォームでできる防犯対策について知っておきましょう。


最も防犯対策したい場所とは


警視庁によると、戸建住宅への侵入の手口で最も多いものがガラス破り。
窓まわりの防犯を強化するためには、次のような設備、部材がおすすめです。

  • 防犯ガラス:割れにくいよう2重になったものなどがありますが、既存の窓枠に取り付けられない場合も。
  • 窓シャッター・面格子:強度のある防犯性能が高いものを選びましょう。

とはいえ、これらの設備、特に防犯ガラスは施工も含めてけっこう費用がかかります。
あまり費用や手間をかけずにできる方法としては、防犯用のウィンドウフィルムがあります。
フィルムを貼るだけなら自分でできそうに思えますが、専門の業者に依頼する方が効果的です。


侵入者をよせつけない


さらに侵入者をよせつけないために、こんなものも後から設置・施工できます。

  • センサーライト:普及が広がり、バリエーションが増えています。配線や電源が不要なソーラー式が便利。死角になる場所に設置するのが効果的です。
  • 玄関まわりや庭先に砂利を巻く:踏むと大きめの音がする防犯用の砂利が売られています。
  • フェンスをネットなど見通しのよい素材で作る

わが家を守るための基本を再確認


これらに加えて、外に通じるすべてのドア・窓には補助錠をつける、玄関ドアのガラス部分や浴室などの小さな窓のガラスにもフィルムを貼るといったことも基本といえるくらい大事です。

防犯設備は費用もかかりますし、建物によっては取り付けできない場合もありますが、自宅の条件に合う対策をしていきましょう。また、2重3重に対策するのが効果的です。

そして、これも基本ですが、防犯設備には寿命があります。
例えば、防犯フィルムは約10年で貼り替え、センサーライトは定期的に電球やバッテリーの交換が必要です。
寿命の切れた状態は防犯設備が機能しないということ。
こうした状態を放置してはいけません。

わが家を守るために、防犯の基本はきっちりとおさえ、プラスできることはなるべくしておきましょう。

(参考:エクステリア工事価格表
(参考:人感センサー

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