リフォーム不要!?管理しやすい収益物件にする工夫とは

098 リフォーム不要!?管理しやすい収益物件にする工夫とは

収益物件の価値は管理が決め手


賃貸アパートやマンションなどの収益物件の価値を維持していくには、行き届いた管理が欠かせませんし、防犯対策にもなります。
エントランスや共用部などは、いつもこまめに掃除し、修理が必要な箇所を放置しないようにしたいもの。
そのためには、管理する人が掃除やメンテナンスしやすいことが大切です。

そこで、散らかりやすい場所ごとに、リフォームでできる、リフォームしなくてもできる、管理しやすい物件にするための、場所別に管理をする工夫についてお知らせします。


集合ポスト


ダイレクトメールやチラシがポストからあふれたり、入居者がその場に捨てたりして散らかるケースが多いものです。
不要なチラシなどをすぐに捨てられるよう、集合ポスト付近にゴミ箱を設置してはいかがでしょうか?
投入口がプッシュ式になっているなど、紙くず以外が捨てにくい形状になっているものが良いですね。
階数が2階以下で各戸に個別ポストがある物件なら、思い切って集合ポストを撤去してしまうのも1つの方法です。


ゴミ置き場


ゴミの分別や収集日が分かりづらいと散らかりやすくなり、そんなゴミ置き場はポイ捨てされやすくなります。
これを防ぐには、ゴミの種類ごとに置く場所と収集日がわかりやすくなっていることが基本です。
ゴミ置き場や収集庫にはゴミの種類に合わせてきっちりと仕切りを付け、分別と収集日をプレートなどで目立つように表示します。
また、必ず扉やふたをつけましょう。


自転車置き場


自転車の置き方が乱雑になると入居者同士のトラブルにつながり、住人以外に自転車を放置されやすくなります。
これでは防犯上も良くありませんし、放置自転車をすぐに撤去するためにも、入居者の自転車と区別しやすくしたいものです。

この対策としては、自転車を1台ずつ固定するタイプのスタンドの設置がおすすめです。
加えて、入居者の自転車は登録制にし、登録番号をつけたステッカーを貼った上で同じ番号のスタンドに駐輪するようにしてもらいます。
これなら、1台ずつきちんと駐輪できますし、放置自転車があってもわかりやすく撤去もしやすいですね。


雑草


エントランスまでのアプローチや外構部分など土の地面があると雑草が生えやすいもの。
定期的に草むしりをするには、けっこうな手間と労力が必要です。

雑草対策としては、敷石やタイルを敷くといった本格的な工事から、砂利をまく、除草シートを敷き込むなど比較的手軽な方法があります。
工事の方法によって、費用や効果の持続性が異なるので、エクステリア業者と相談しましょう。

集合ポストや自転車置き場、アプローチなどは内見や下見に来た人が目に付きやすい場所なので、いつもきれいにして印象を良くしておきたいですね。
上記の対策は単独でも施工できますが、外装やエクステリアのリフォームのときにあわせて検討することをおすすめします。

(参考:リフォーム施工事例
(関連コラム:賃貸住宅の満足度と設備の関係

No.098

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