光熱費ゼロ住宅に挑戦できる省エネリフォームとは

180 光熱費ゼロ住宅に挑戦できる省エネリフォームとは

最近では、省エネリフォームをする家庭も増えました。
省エネリフォームには、断熱材や断熱窓を使ってエアコン代を浮かせるといった方法もありますが、太陽光発電などでエネルギーを家庭で作る、という方法もあります。

今回は、光熱費ゼロも夢じゃない!?と言われる省エネリフォームについて、紹介します。


太陽光発電システム


ソーラー発電とも言われていますが、屋根に専用のパネルを取り付け、太陽光を使って発電するシステムです。
たいていの屋根に取り付けることができる上、雨の日でも明るければ発電は可能です。

雨風に強い商品も増えており、寿命も20年ぐらいあります。
余った電力は売電と言って売ることもできるので、家計の助けにもなります。


蓄電システム


蓄電システムとは、電気を貯めておくためのものです。
太陽光発電と併用することにより、太陽光で作った電気を貯めておくことができるため、悪天候が続く日や夜でも電力会社から電気を買うことなく、家庭で作った電気を使い続けることが可能です。


エコキュート


エコキュートとは、大気中の熱を利用してお湯を沸かすシステムのことです。
一般的な家庭であればガスでお湯を沸かしていると思いますが、エコキュートがあればガスを使わなくてもお湯が使えます。

エコキュートは主に、電気が安い夜間にお湯を作るため電気代も抑えることができます。
もちろん、太陽光発電と併用すれば自宅で作った電気を使ってお湯を沸かすことができるので、電気代をかけなくても済みますよ。


エネファーム


エネファームとは、ガスを使ってお湯と電気を作り出すシステムのことです。
こちらも、太陽光発電と組み合わせることで光熱費が節約できます。
オール電化を希望されない方であれば、エネファームを使われるのが良いでしょう。


丸ごと省エネリフォームで光熱費を抑える


省エネリフォームをするなら、太陽光発電・蓄電システム・エコキュートと合わせて導入するのが効率が良いでしょう。
リフォーム費用は高くなりますが、光熱費を圧縮できることを考えれば十分検討する余地はあります。

また、これ以外にも、たとえばPanasonicのスマートHEMSRを使えば家庭での電気、ガス、水道、蓄電などの状態をまとめて確認することができ、さらには電力使用量に応じて各家電の設定を変更することも可能です。
たとえば、エアコンなら運転開始30分後に自動で省エネ設定に切り替えることもできます。


ただ、まだまだ初期費用が高いため、光熱費で元が取れるかどうかについては、使い方次第かもしれません。
ただ、環境に配慮した生活や万が一のための電力の自給自足には繋がるかと思います。

現状では、省エネリフォームとあわせて、雨水の利用や風を取り入れる間取りの工夫やなど、自然に合わせる生活を目指すことが、光熱費がかからず家計がラクになる上、環境に優しい暮らしといえるでしょう。

(参考:省エネリフォームほか、住宅助成金について
(関連コラム:オール電化にする?しない?オール電化を活かしたリフォーム

No.180

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