キッチン収納 家電・ゴミ箱・食器などの具体的な置き場所について

200 キッチン収納 家電・ゴミ箱・食器などの具体的な置き場所について

効率のよいキッチンと収納の関係


家の中でもキッチンは特にモノの多い場所。
効率のよいキッチンにするためには、いろんなモノをわかりやすく収納できて、使いたいモノがすぐに取り出せることが大切です。

つまり、効率のよい収納は、効率のよいキッチンの必須条件といえます。
キッチンのリフォームのときには、収納についてもしっかりと計画しましょう。

キッチンでの家事をスムーズにするために、モノによって、かくす、見せる(出しておく)、すぐに取り出せる収納を考えます。


ゴミ箱をすっきりと隠す


まず、キッチンで意外と大事なのがゴミ箱の置き場所です。
今は、ほぼすべての地域で「可燃」「不燃」「資源」など最低でも3~4種類にゴミを分別することになっていますが、複数のゴミ箱を置くのにかなりスペースが取られます。

また、特にキッチンでは、ゴミ箱はあまり見せたくないものです。
キッチンで最もゴミが出やすい場所といえば、シンクまわり。
そこで、ゴミ箱はシンク下に置けば便利ですし、目立つことなく足元もすっきりします。

システムキッチンにはシンク下に底板をつけずにオープンにできるプランもあるので、そこに市販のゴミ箱を置きましょう。
扉をつけることもできるので、そうすればゴミ箱を完全にかくせます。


キッチン家電はなるべくまとめる


見落としがちですが、キッチンには家電も多いもの。
キッチン家電の収納・置き場所はコンセントの数や配置にも関係するので、できるだけ1カ所にまとめるのが効率的です。

また、キッチン家電には、電子レンジや炊飯器のようにつねに出しておくものと、使うとき以外はしまっておくものがあります。
リフォームの前には、日ごろからどの家電をどのように使っているのか、どこに置けば家事の効率が良くなるか考えましょう。

例えば、いつも使う電子レンジと炊飯器はキッチンカウンターか、またはその高さに置き、上下に他の家電を収納できるようにすれば便利です。
その際、電子レンジ、炊飯器から出る熱や蒸気対策として、上部の棚の高さや奥行きに注意してください。

のちに家電を買い足す場合に備えて、コンセントは多めに設置しておきましょう。


食器の収納は奥行きに注意


どのご家庭でも、キッチンにたくさんあるのが食器類。
食器の出し入れしやすい収納にするためには、奥行きの寸法がポイントになります。

家庭でよく使われる食器で最も大きいものは洋食用のディナー皿ですが、その直径は25~27cmほど。
これに対し、市販されている食器棚の多くは奥行き45cm程度になっています。
これでは奥行きが深すぎ、奥に向けて2列、3列と食器をしまうことになり、奥に置いた食器の出し入れが不便です。

したがって、食器棚を造作するのであれば、奥行きは外寸で30cmほどあればじゅうぶん。
新しく購入するなら、この奥行き寸法を目安にしましょう。

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No.200

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