外壁塗装の重要なポイントとは?時期や外壁の種類、耐用年数について

184 外壁塗装の重要なポイントとは?時期や外壁の種類、耐用年数について

外壁の塗替えの時期はいつ?


戸建住宅に雨漏りや雨水の浸入が起きると、構造の腐食など深刻なダメージにつながることがあります。
したがって、雨漏り、雨水の浸入は未然に防ぐことが大切です。

そのために欠かせないのが、外壁の定期的な塗替えです。
一般的な住宅の外壁材には、モルタルの塗り壁、金属系や窯業系のサイディングなどの種類があります。

美観を維持する上でも、いずれの外壁も5年から10年くらいで塗替えをするのが良いといわれていますが、この塗替えの時期を大きく左右するのが塗料です。
種類やグレードによって耐久性が異なるので、どの塗料を選ぶかで次の塗替えの時期が変わってきます。


外壁塗料の種類を知ろう


住宅の外壁塗装に使われる塗料の種類や耐用年数、価格について知っておきましょう。
主に次のようなものがあります。

アクリル系 耐用年数:7~8年/価格:リーズナブル
ウレタン系 耐用年数:10年/価格:手ごろ
シリコン系 耐用年数:15年/価格:やや高価
フッ素系 耐用年数:20年/価格:高価

*耐用年数はあくまで目安で、実際の立地環境などにより異なります。

こうしてみると、価格と耐用年数が比例することがわかります。
安価な塗料を選ぶと次の塗替え時期が早めになりますが、高価なものを使えば、15年、20年と何もしなくて良さそうです。
とはいえ、そう単純には決められません。

外壁の塗装以外にも、外装の他の部分も定期的なメンテナンスが必要だからです。


他にもメンテナンスが必要な部分がある


家の防水性能や美観をキープしていくためには、屋根材にもよりますが、屋根も定期的な塗替えが欠かせません。
屋根の塗替えサイクルは屋根材や塗料の種類によって違います。
また、おおよそ10年を目安に、外壁サイディングの継ぎ目やサッシまわりのシーリング、バルコニーの防水の打ち直しなどをすることになります。

さらに、注意したいポイントがあります。
外壁塗装をはじめとする外装のメンテナンスやリフォームには足場が必要になり、その費用は意外と高額です。
足場は、2階以上に設置したエアコンの室外機、給湯器などの交換にも使用しますが、こうした設備の交換の時期も10年が目安です。

そうしたことから、外壁塗装だけで考えるのではなく、他の外装部分のメンテナンスや設備の交換の時期と合わせて計画を立てるのが効率的といえるでしょう。
例えば、10年おきにメンテナンスや交換・補修するものが多ければ、まとめて同時期に工事をすれば足場費用を節約でき、工期も短くて済みます。
このケースなら、耐用年数10年程度の塗料を選ぶことになりますね。


住宅の外壁は外装の大部分を占めます。
それだけに塗替えなどの工事は高額になりがちです。
外壁の定期的な工事は外装の他の部分や設備などのメンテナンスの時期と合わせて考えましょう。

(参考:外壁塗装工事
(参考:外壁塗装 Q&A

No.184

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