注文住宅と中古住宅リフォーム、費用対効果の違い

120 注文住宅と中古住宅リフォーム、費用対効果の違い

マイホームの購入と言うと、注文住宅に憧れるという人も多いのではないでしょうか。
新築物件には注文住宅と建売住宅の2種類があります。
注文住宅の場合は設計の段階から家づくりに関わることができ、自分たちの希望をもとに設計してもらうことが可能です。

普通、家を買うのは一生に一度という人が多いことを考えると、「人生で最大の買い物」が住宅、ということになります。
そんな人生最大の買い物をするのですから、「自分たちの夢が詰まった家を一から作りたい」と考えるのは当然のことですよね。

しかし、注文住宅にはデメリットもあります。
注文住宅の最大のデメリットは、価格が「高い」ということです。

注文住宅の場合は自分たちの希望に合わせて間取りを考えたり、建築に使う素材を選んだりしていきます。
費用を抑えるために素材のグレードを落としたり間取りをシンプルにすることはできますが、せっかくの注文住宅なのですから妥協せずに自分が思うような家に住みたいもの。
そうなると、どうしても費用は高くなってしまいます。

一方、中古住宅はすでに出来上がっている家を買うことで、しかも新築ではなく中古です。
そして、中古住宅の最大のメリットは、価格が「安い」ということ。

住宅の価値は完成直後がもっとも高く、その後は急落します。
つまり、十分住める家であっても格安で購入することができるのです。

中古住宅の場合はすでに家が出来上がっているわけですから、注文住宅とは違って自分たちが自由に設計することはできません。
しかし、リフォームすることは可能です。
中古住宅をリフォームしてから住む場合、全面的に変えることはできなくても、自分たちがこだわりたいところだけをリフォームして住みやすい家に作り替えることはできます。

参考に、注文住宅の坪単価は、50~60万円程度が相場となっています。
しかも、土地は別ですのでさらに土地の値段もかかってきます。

一方、中古住宅を土地付きで購入した場合は、坪単価が20万円台程度になることも多いと思います。
土地の費用やリフォーム費用を合わせても、注文住宅よりも安くで購入できるというのは魅力的ではないでしょうか。

注文住宅は、たしかに自分の希望通りの家を自由に作ることができます。
しかし、費用を考えると、そこまでの費用をかけて注文住宅にする必要があるのか?ということを一度考えてみられてもよいかもしれません。

家に対してのこだわりは、人によって違います。
こだわりの内容によっては、中古住宅では実現できないものもあるでしょう。
しかし、そうでない場合は、中古住宅をリフォームした方が格安でマイホームを手に入れることができるため、コストパフォーマンスが高いと言えるのではないでしょうか。

(参考:知っておきたいリフォームまでの流れ

No.120

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