リフォームでできる防犯対策とは マイホームの設備を見直そう

140 リフォームでできる防犯対策とは マイホームの設備を見直そう

日本は世界一治安が良い国だとは言われますが、かと言って犯罪に巻き込まれることが無いわけではありません。
実際、空き巣被害は平成24年のデータで60,938件発生しており、852軒に1件の割合です。
そう思うと、他人事とは思えませんよね。

今回はリフォームによってできる防犯対策について紹介したいと思います。


鍵交換


あなたがお使いの鍵は、マスターキーですか?
コピーされた鍵である場合は、マスターキーが別で存在しているということです。

賃貸マンションの場合はマスターキーは家主が保管していて、しかも入居者が変わる際に鍵交換をしていますので安全性は高いですが、中古住宅で鍵交換をした記憶がない、という場合は鍵を交換しておいた方がいいでしょう。
鍵のタイプにも種類がありますので、防犯性の高いものを選びましょう。


面格子の設置


面格子とは、窓の外側についている柵のようなものですね。
これがあれば、窓を割って侵入されるのを防ぐことができます。

ただし、面格子自体を外されてしまうことがありますからネジが見えないように加工されているものなど、防犯性が高いタイプを選びます。
(侵入するのに5分以上かかると窃盗犯も諦めると言われています。)


ライト・カメラの設置


玄関等侵入経路にはセンサー付きのライトや、カメラを設置するのが効果的です。
カメラは窃盗被害に遭ったときの証拠として使うためということもありますが、カメラを設置していることをアピールするだけで、抑止力が働くので防犯になります。

また、防犯対策はリフォームだけでなく、自分でできることもあります。
たとえば、足場になるものを置かない、といった工夫。
家の裏側など人から見えにくいところは、片付けも後回しにしがちで、古いタイヤを積んだままにしていたり脚立が置きっぱなしになっていたりと、モノが置いてある家庭が多いです。
しかし、それが足場になって侵入されるということもありますから、整理整頓をきちんとしておくことが大切ですね。


他にも、心配な場合はホームセキュリティを導入するという方法もありますし、植木が生い茂っていると見通しが悪く、一度侵入されてしまうと周りから見えなくなるので、こまめに手入れをして見通しを良くする、などの対策もあります。
防犯対策が十分にされていないと、万が一何かあった際に取り返しのつかないことになってしまう可能性もありますので、不安な点があれば早めに対処しておくのがいいでしょう。

(参考:防犯工事価格表
(関連コラム:リフォームでできる防犯対策 泥棒を寄せ付けないスキのない家づくり

No.140

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