どのくらいで交換すべき?水回りのリフォーム時期とその方法

079 どのくらいで交換すべき?水回りのリフォーム時期とその方法

要望が多い水回りリフォーム。
しかし、一体いつ頃がリフォーム時期なのでしょうか。

トイレ、バス、洗面所、キッチンのそれぞれの交換時期の目安とリフォーム方法について知っておきましょう。


1.トイレ


毎日使うトイレの劣化は、便器の輪染みや黄ばみと壁材や床材の汚れや傷みなどです。
耐用期間は20年程度です。
壁材や床材は、毎日きれいに掃除していても長い間に臭いがしみついて取れなくなるケースが多いようです。

トイレは、狭いという悩みが多い場所でもあります。
近年、トイレタンクがないタンクレス商品も開発されており、便器のサイズも小さいものが増えてきました。
ショールームなどで実物を見るとサイズ感がよく分かります。


2.バス


バスリフォームのタイミング15~20年前後が目安です。
バスそのものの劣化に加え、知らない間にひび割れ部分から浸水し、下地材の腐食が見つかることがあります。

水回りの中でも浴室は、見えない部分の劣化にも気をつけておく必要があります。
バスのリフォームは今、広めの1坪タイプが人気があります。
洗面所を少し削って、ゆったりくつろげる浴室にするのもよいでしょう。

浴室を広く見せるリフォームとしては、洗面所との間仕切りをガラスにする方法もあります。


3.洗面所


湿気がこもりやすい洗面所の劣化は主に、床下と天井の腐食やカビです。
リフォームのタイミングは浴室と同じく15~20年前後ですが、カビがひどい場合は早めに交換したほうがよいでしょう。
機能性クロスや建材、珪藻土など湿度に強いものでリフォームします。

機能性アップのためのリフォームとしては、洗面台の交換と暖房設備の追加が考えられます。
洗面台は高ければ腰を痛めますし、低ければ水ハネの原因になります。

ちょうどよい高さの目安は、身長÷2cmといわれています。
また、浴室はヒートショックが起きやすいので、暖房設備を入れることで対策します。


4.キッチン


システムキッチンの耐用年数は15~20年、メーカーの保証は7年間というのが一般的です。
使用頻度や使い方によって寿命はかなり異なります。

特に劣化していなくても新商品が欲しくなる場合もあります。
機能がたくさんついているのがシステムキッチンの特徴ですから、必要な機能と必要でない機能を見極めることも大事です。


5.交換時期を見極めるにはショールームへ


劣化でも不具合でも「リフォームしたほうがいいかな?」と感じたら、まずショールームへ行ってみることをおすすめします。
年々便利な製品が開発されている水回り商品は一見の価値があります。
もしかしたら、不便さを解消してくれる製品がすでにあるかもしれませんし、なければリフォームを見送ってもよいと納得できるでしょう。

水回り設備は、特に故障や不具合がなければ、思っている以上に長い間使い続けることができます。
しかし、便利な新製品が開発されたり、汚れが目立つなど、気になる点が出てきたらそのときが買い替え時ということもできます。

一般的な耐用期間を目安に、ショールームなどで実物を見て、リフォームすべきか否か決めましょう。

(参考:キッチン工事
(参考:バス・洗面・トイレ工事

No.079

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