洗面所の床材 種類と選び方のコツ コストやお手入れ方法も

108 洗面所の床材 種類と選び方のコツ コストやお手入れ方法も

洗面所の床材はどうすればいい?


洗面所のリフォームをすることになったら、どのような床材を選べばいいのでしょう?
水回りスペースの1つである洗面所は洗濯機置き場や脱衣室と兼用しているお宅が多いと思います。

濡れた足で歩いたり、化粧品や洗剤をこぼしたり?!
そんな場所の床材には、水や汚れに強く、お手入れがラクで清潔に保ちやすいことが求められます。

今回は、住宅の洗面所に使える主な床材の種類と選び方のコツを紹介します。

・クッションフロア(樹脂素材のシート)

クッション性があるビニール製のシート状の床材で、長尺シートとも呼ばれます。
施工しやすく価格が手ごろ。
耐水性が高く、水拭きできてお手入れがラクなことから、住宅の水回りの床によく使われています。

厚さは一般住宅用や土足歩行可能な店舗用など数種類あり、表面の色や柄、テクスチャーのバリエーションも豊富です。
薄手の住宅用のシートは重い家具や固いものを置くと、劣化が早くなります。
車いすや杖を使う場合は、高価になりますが店舗用や土足用のシートがおすすめ。

・フロアタイル・Pタイル(塩ビ素材の床材)

フロアタイルとも呼ばれる、樹脂製のタイル状の床材。
キズや汚れ、摩耗に強く、耐水性・耐薬品性にもすぐれています。

表面の色や柄、テクスチャーが豊富で、施工が簡単でコストもリーズナブル。
洗剤拭きと水拭きで日ごろのお手入れは簡単ですが、定期的にワックスがけが必要です。

・フローリング

木質系の床材で、主に、一枚板の無垢材と合板を貼り合わせた複合材に分けられます。
複合材には、耐水性や汚れ・キズがつきにくい加工を施したタイプがあり、住宅の洗面所などに使われるようになってきています。
無垢材は自然な風合いと肌触りのよさが魅力ですが、水がしみ込みやすいため、ワックスがけなどこまめにお手入れをすれば洗面所でも使用可能です。

・コルク

暖かみのある肌触りで適度な弾力性があり、高齢者や小さなお子さん、障害のある方にやさしい床材です。
水濡れにより劣化しやすいという性質がありましたが、近年は水や汚れに強くしたタイプが登場しています。


わが家の洗面所の床材はどう選ぶ


これまで水まわりに向いた床材といえば、ビニールやプラスチック製のイメージがありましたが、以上のように、最近は洗面所にも使えるフローリングやコルクの床材も作られています。
とはいえ、こうしたナチュラル系の床材はクッションフロアやPタイルよりも高価になります。

床材選びでは、コストに加え、お手入れのしやすさや誰がどのような使い方をするのかといったことも考えましょう。
また、同じ素材の床材でも表面仕上げや加工の仕方によって、水に濡れるとすべりやすいといったこともあります。
リフォーム業者とよく相談して、わが家の洗面所に適した床材を選んでくださいね。

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No.108

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