「リフォーム済」の中古物件と新築物件のメリットデメリット

132 「リフォーム済」の中古物件と新築物件のメリットデメリット

中古住宅でも、リフォーム済の物件があります。
中古住宅でも明らかに古い物件には住みたくない、という人も多いと思いますが、新築同様にキレイにリフォームされていれば、「新築ではなく、リフォーム済の中古住宅を購入するのもいいかもしれない」と思われる人も多いでしょう。

今回はリフォーム済の中古住宅と、新築物件との違いを紹介したいと思います。


リフォーム済み中古物件


【メリット】

・価格が安い
・すぐに入居できる
・完成後のイメージが見られる
・良い立地の物件が多い

【デメリット】

・古さが残っていることもある
・早くにメンテナンスが必要になることもある
・完成後のイメージが見られる
・構造部分の不安や耐震性に問題がある場合も
・設備が古いこともある


新築物件


【メリット】

・素材や設備などすべて最新
・耐震性がある
・注文住宅なら自分の思い通りに作れる

【デメリット】

・価格が高い(注文住宅は特に)
・建築中だと実物を見る前に購入することになる
・注文住宅だと建築から入居までに時間がかかる


主な違いは、このとおりです。

中古住宅を購入する場合に気を付けたいのは、構造の問題です。
見た目がキレイになっていても、躯体自体に問題があれば耐震基準を満たしていなかったり、早期に不具合が出て建て替えやリフォームが必要になることもあります。
耐震基準を満たしているかどうかなど、構造自体に問題がないかも念入りに確認しておきましょう。

また、チラシなどで「リフォーム済」と書かれていても、すべてリフォームされているとは限りません。
外壁から内装、設備まですべてリフォームされていれば新築と変わらないぐらいにキレイですが、「壁紙を替えただけ」であってもリフォーム済と言うことはできます。
具体的に、どこをどのようにリフォームされているのかは確認しておいた方がいいですね。

費用面を考えれば、リフォーム済の中古住宅の方が有利です。
中古住宅のデメリットをクリアできるのであれば、迷わず中古住宅を選んだ方がお得だと言えるでしょう。

中古住宅は全体的に新築物件に劣ると思っている人も多いですが、立地面では中古住宅の方が良いところに建っている場合が多いです。
なぜなら、良い立地はすでに住宅が建っていて、新築を建てようにも良い土地が空いていないという問題があるからです。

ちなみに、リフォーム済の中古住宅ではなく、中古住宅を購入してからリフォームするという方法もあります。
リフォーム済の物件を購入する方が実物を見て買えるので手軽ではありますが、購入後に自分でリフォームを考える方が、自分の希望に合わせたリフォームをすることができ、注文住宅のようにより住みやすい家を作ることもできます。

リフォーム済の中古住宅と新築物件で悩んでいる方は、ぜひ参考にしていただければと思います.

(参考:RESTA不動産事業部

No.132

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