リフォームをする目的には「古くなった設備を新しくする」「生活スタイルの変化に合わせて間取りを変える」などさまざまな目的がありますが、最近よく耳にするようになったのが、エコリフォームです。
では、エコリフォームとはいったいどのようなものなのでしょうか?
光熱費を節約・CO2削減を目的とするエコリフォーム
壁に断熱材を入れたり、内窓を付ける、断熱窓に変えるなどのリフォームをおこない、夏は涼しく、冬は暖かい家に近付けるリフォームです。
地球環境に負荷をかけない建材を使ったエコリフォーム
有害化学物質の含有量が少ない自然素材を使ったリフォーム。
住んでいるときだけでなく、その素材を廃棄するときのことまで考えて素材を選びます。
家の寿命を延ばすリフォーム
従来の住宅の寿命は約25年程度と言われていますが、それではあっという間に資産価値が下がってしまいますし、頻繁に建て替えをするのは環境にも良くありません。
資産価値が下がりにくく、長く住むほど味が出るような住宅を作ることで、環境に負荷をかけないようにします。
このように、エコリフォームと言っても、いろんな種類があることがわかります。
何を持ってエコリフォームと言うかは、その団体やリフォーム会社によって異なっているのが現状です。
とは言え、いずれの視点も環境に負荷をかけないように配慮するリフォームのことであるのは間違いありません。
また、エコリフォームは、環境に良いだけでなく、住む人にとってもメリットがあるのです。
断熱性を高めることによって光熱費を節約できたり、家の寿命を長くすることによって資産価値が下がりにくくなり、手入れ次第では資産価値を上げて、高く売却できるようにもなります。
断熱性を高めるためにはコストがかかったり、自然素材の場合は扱いにくかったりで、建てる側・リフォームする側はもっとコストが安く扱いやすい新建材を勧めてきたわけですが、地球環境のことと住む人のことを考えれば、今までのやり方ではいけない、と考える人が増えてきているのではないでしょうか。
最近では、家を新築する際にも自然素材を使うことが増えてきています。
昔に建てられた家でも、エコリフォームをすることによってより環境に優しく、住む人にも優しい家を作ることができます。
(参考:リフォーム成功の法則)
(関連コラム:エコリフォームで得をする「省エネ住宅ポイント」の概要)
(関連コラム:省エネ住宅ポイントの対象期間と申請方法)
No.128