定番レイアウトアイデア(リビング・和室編)

116 定番レイアウトアイデア(リビング・和室編)

少し前からリビングを出来るだけ広くとり、勉強・料理・インターネットなど、家族がそれぞれのことを一つの空間の中の各スペースで行うこと想定した設計や、リビング階段を取り入れ、子供の顔が必ず見えるようにする、などの設計が多くなってきています。

インターネットという顔の見え無い人間関係が増え、子供の様子がわかりにくくなったため、家族間の直接のコミュニケーションの大切さが再認識されていることが大きな要因だと思います。
家が洋風化し、子供部屋を作ることにより、子供が部屋にこもってしまうという問題が過去に起こったという部分の反省もあると思います。
今のリビングのレイアウトは、やはり社会の状況に大きく左右されています。

また、外食などをするよりも、気のおけない仲間を家に招待し、楽しく過ごすという流れが広がっていることもあります。
ホームパーティは、安く、楽しく過ごせるひとときです。

「集まったみんなが楽しめるリビングにしたい。」
「おしゃれに見せたい。」
「小さな子供がきても遊べるスペースを確保したい。」

という理想もリビング空間の設計には反映されています。
日常の生活のし易さと、飾らないオシャレさがキーワードかも知れません。

また、リビングに隣接した和室は、デザイン的にも機能的にも今までうまく使い切れない部屋になっていた部分がありました。
しかし最近は、カラフルな正方形の畳でリビングの延長としてもおしゃれで使い勝手の良いスペースとして見直されています。
フローリングの部屋が増えたことで、逆に、足への負担も少なく、ごろ寝もできる畳の部屋は機能的だということが、再認識されたのかもしれません。

開放感が今のリビングのキーワードとなっていますので、リビングの一角に和室を設けた場合には、ふすまではなく、半透明のアルミおしゃれな引き戸やウッドブラインドなどで仕切りに工夫を行うことも多くなっています。

このように、ご自宅のリビングのレイアウトを考える際には、リビングをどのような目的で使いたいかを考えながら、プランを少しずつ練り上げていくと、きっと毎日が楽しくなるリビングができると思います。

(参考:リフォーム事例一覧
(参考:部位別リフォーム価格表

No.116

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