洗面所だけじゃない?洗濯機をキッチンに置いて家事動線を効率良く

174 洗面所だけじゃない?洗濯機をキッチンに置いて家事動線を効率良く

洗濯機があるのは洗面所、という方は多いと思います。

しかし、テレビや雑誌で紹介されるような住宅を見ていると、キッチンに洗濯機を置いているところを見ることも増えてきたと思いませんか?
キッチンスペースに洗濯機があることで、家事の効率がぐっと良くなります。

仕事や育児に忙しい女性の場合、洗濯機をまわしている間にキッチンで作業をすることも多いでしょう。
しかし、洗濯機が洗面所にあると、調理中は洗濯機を見に行くことができませんし、バタバタしているうちに洗濯機の中身を取り出すのを忘れる……なんていうことも。

キッチンに洗濯機があれば、キッチンで作業をしながら洗濯の進み具合も把握しやすくなるというメリットがあります。
さらにキッチンにベランダや庭が隣接していれば、そのままそこで干すまでの作業が完了します。
家事の効率化という意味でや、キッチンに洗濯機があるのは便利だということです。

また、キッチンに洗濯機を置くわけではなくても、洗面所とキッチンの動線を改善することで家事効率を高めることはできます。
キッチン、トイレ、洗面所などの水周りが家の一部分に集約されているご家庭は多いのですが、動線が悪いとやはり家事はしづらくなります。
キッチンからそのまま洗面所に行けるようにすることで、洗濯のしやすさは格段に上がります。

共働きなどで家事の効率を高めたいと考えている方は、ぜひ洗濯機をキッチンに置くか、もしくは洗面所を隣接させ動線も改善されてみてはいかがでしょうか。

ただし、洗濯機の置き場所を考える上で、注意したいこともあります。
それは、「家事動線を確保するために、その他のスペースが圧迫される」という現象です。

「ゆったりとしたリビング」や「玄関から階段・リビングへの動線」など、洗濯機の位置を移動させるために、妥協しなければならないことも出てくるかもしれません。
大幅に増築できるような家でない限り、限られたスペースでリフォームしなければならないわけですから、洗濯の動線を改善したくても、思い通りの間取りにできるとは限らないということは覚えておきましょう。

もし、洗濯機の場所を移動させることによって他の間取りに影響を与える場合、どの部分は妥協できて、どの部分は譲れないのか、明確にしておくことです。
リフォーム案を考える上で、「洗濯の動線を改善したい」ということの他に、「リビングはこれぐらいの広さがいい」とか「階段はこの位置にしたい」など、他の要望もしっかりリストアップし、それぞれに優先順位をつけておくのがおすすめです。

間取り変更のリフォームでは、できること・できないことが出てくる可能性は十分に考えられますし、思い通りのリフォームでなくても、違った形で家事動線を改善できる場合がありますので、まずは、担当者とじっくり話し合うようにしてみてください。

(参考:洗面室のリフォームはこちら
(関連コラム:お手軽リフォームで洗面所を快適に!収納&湿気対策編

No.174

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