リフォームをするときや家を新築するときなどには、夫婦で意見が分かれることもあると思います。
家づくりの際に重視することは男女で違うと言われています。
お互いの理想を言いあっても折り合いがつかなくなってしまったときは、どうすればいいのでしょうか?
女性は見た目、男性はスペック重視の傾向
女性は、美しいインテリアや家族のコミュニケーションがとりやすい間取りなど、見た目にこだわる人が多いです。
主婦向けの雑誌でもセンスのいい家が多数紹介されており、「我が家もこんな家にしたい!」という思いを温めているわけですね。
また、キッチンや洗面所など、家事の中心となる場所では特にこだわりが多くなります。
実際、女性の方が家事を担っていることが多いので、これは当然だと言えるでしょう。
逆に、男性の場合は構造的に問題が無いのか、耐用年数はどれぐらいなのか、など、スペックを重視する傾向があります。
「見た目なんてどうせ古くなるんだから、それなら耐用年数の多いこっちの方がコストパフォーマンスが高い」などと言って、女性と衝突してしまうことも。
もちろん、これはあくまでも一般的な傾向ですので、男女が逆になっていたり、夫婦がどちらとも見た目重視もしくはスペック重視、というケースも存在します。
でも、お互いに違う視点を持って考えているという前提を理解していれば、意見が分かれた際にも「ここは安全にかかわるところだから夫の意見を優先させる」、「ここは妻が主に使うところだから妻の意見を優先させる」など、折り合いをつけやすくなるのではないでしょうか。
二人だけで相談せず、プロの意見を聞く
意見が分かれたときには、プロに意見を聞くことも大切です。
みなさん、担当者の前で夫婦ケンカのようなことはしたくないという思いから、担当者の前では積極的な意見をおっしゃらないこともあります。
しかし、意見が分かれているということを正直に話していただくことによって、担当者の方で折衷案を提案できることもあります。
住宅のプロであればさまざまな経験や知識を持っていますから、どこを重視すべきか、もしくは両方の意見を取り入れるにはどうすればいいか、ということもアドバイスできるのです。
リフォームの際に夫婦で意見が分かれてしまった場合は、
- 互いがどういう視点から考えているのかを理解し、優先させるべき点を探る
- プロに相談し、解決策を考えてもらう
このような対策によって、うまくリフォーム案をまとめていきやすくなります。
リフォームは一度おこなえば簡単にやり直せるものではありませんから、意見が分かれたときにも投げやりにならず、じっくり話し合っていくように心がけていきましょう。
(参考:リフォーム成功の法則)
(関連コラム:女性が家を建てるときに重視すること 機能性・高級感のある家づくり)
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