洗面台は2つあってもいい?複数個所設置や多目的に対応する洗面所

218 洗面台は2つあってもいい?複数個所設置や多目的に対応する洗面所

洗面所を親子の場所に


家族が多いほど、朝は混雑しやすい洗面所。
それほど大家族でなくても、大人は出勤、子供たちは登校、登園といった時間帯が重なるとどうしても混みあってしまうものです。
そうしたこともあってか、洗面所は家の中でもリフォームしたいという要望の多い場所の1つでもあります。

洗面所のリフォームをする場合、スペースに余裕があるなら、思い切って洗面ボウルまたは洗面台を2つ設けてはいかがでしょう?
洗面台のカウンターを長くして洗面ボウルを2つ設置し、鏡も大きめのものにすれば、親子で並んで鏡でお互いの顔を見ながら使えます。

このスタイルは、残業の多いお父さんとお子さんなど、時間的に親子のすれ違いの多いご家庭に特におすすめ。
朝の慌ただしい時間が親子のふれあいのひとときになります。


洗面所を2カ所つくるなら


1階と2階など洗面所を2カ所つくりたいというお宅もあるでしょう。

洗面室が広ければ、洗面台を2つ設置するという考えもあります。
その場合、洗面台の高さを変えてはいかがでしょう?
低い洗面台は小さなお子さんが使うのに便利ですが、子供が成長独立してしまえば、かえって使いづらい場合もあるかもしれません。
しかし、洗面台の「低さ」と奥行きなどにちょっとした配慮をしておくことで、お子さんの独立前でも後でも、いろんな用途に便利に使えます。


座って使えればラク


例えば、ドレッサーは寝室に置くことが多いですが、お化粧をしたり落としたりするのはほとんど洗顔の前後です。
また洗面室と洗濯機置き場を兼ねていれば、洗面台で手洗いすることも多いでしょう。

お化粧は落ち着いてしたいですし、洗濯物を何枚も手洗いするときはけっこう時間がかかるもの。
こうした動作や作業は立ったままより座った方がラクにできます。

そこで、低くする洗面台は大人が椅子に座って使える高さにしておきましょう。
加えて、カウンターは奥行きを浅くし、足もとの排水管はじゃまにならないよう壁式にします。

鏡は立ったままでも座っても見える高さにして、タオル掛けも座ったまま手の届く位置に取り付けましょう。
こうしておけば、車いすの方にも使いやすいですね。


座って使える洗面台の場所は?


この座って使える洗面台は、どこにつくるかも大事なポイントになります。
場所を決める前に、手や顔を洗う以外にどのような目的で使いたいかよく考えましょう。

ドレッサーとして使いたいなら、寝室に近い方が便利です。
洗濯物の手洗いが多いなら、洗濯機置き場の近くがいいですね。
その場合、カウンターを横に長めにしておけば、洗濯物をたたんだり、アイロンがけなども座ってできます。


最近では、座って使える洗面台は既製品も販売されています。
どこに、どのように設置するかは、最新の事例などを見ながら家族で楽しみながら相談してみてください。

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No.218

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