リフォームが二度手間にならないように気を付けること

142 リフォームが二度手間にならないように気を付けること

マイホームの購入は一生に一度あるかないか。
多くても2~3回でしょう。

しかし、マイホーム購入後のリフォームは1回や2回では終わりません。
住まいの老朽化やライフスタイルの変化など、リフォームの目的はさまざまで、何度もリフォームが必要になることもあります。

ただ、リフォームをしようと思えば当然お金がかかります。
効率よくリフォームをしないと、リフォームしたばかりのところをまたリフォームする、という「二度手間・三度手間」が起こってくるのです。

たとえば、フローリングの張替えリフォームをしてからすぐに今度は床暖房を設置するリフォームをするなど、効率の悪いリフォームをすることで余計な費用や時間がかかってしまいます。

リフォーム工事自体にかかる費用・時間だけではありません。
リフォームをしているあいだ荷物を入れておくためのトランクルームや仮住まいにかかる費用、ローンを組む際にかかる諸費用など工事以外の出費もありますし、当然それらには手間もかかります。


関連するリフォームは一度に終わらせる


このようなリフォームのムダを省くためには、関連する場所のリフォームをまとめておこなう、というのがおすすめです。
上記の例のように、フローリングの張替えと床暖房といった工事はまとめておこなう方が効率がいいですよね。

また、キッチン、浴室、トイレといった水周りのリフォームも、排水管の関係があるのでまとめておこなった方がいい場合も多いです。
外壁の塗装をするリフォームの際には窓の位置や大きさの変更、ベランダのリフォームなど一緒にできるリフォームが無いかを考えます。

もちろん、まだ必要ないリフォームをする必要はありませんが、近い将来にリフォームが必要になることが分かっている部分は、まとめてするといいでしょう。


二度手間リフォームを防ぐには計画が大切


リフォームをしようとするたびに、「他にリフォームをするところは無いか?」と考えるよりも、10~20年単位での長期的な計画を立てておくのがおすすめです。
だいたいでいいので、いつ・どの場所のリフォームをするのが効率的か、ということはできれば住宅の購入時から考えておきたいものですね。

自分で考えるだけでなく、リフォーム会社にも相談しながら計画を立てていくと現実的な計画案を作ることができますので、ぜひリフォーム会社にも相談していきましょう。

(参考:リフォーム成功の法則
(関連コラム:ライフプラン・マネープランを立ててお金とリフォームの人生設計

No.142

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