ナチュラルな風合いで、温かみのある雰囲気もあいまって人気の無垢フローリング。
リフォームを機に、無垢フローリングを取り入れたいと考えている方も多いようです。
しかし、一方で「便利さを考えるならやっぱり合板フローリングの方がいいのかもしれない」と不安になる方も少なくありません。
そこで、無垢フローリングにリフォームするにあたって、多くの方が疑問に思われる点について一つずつ解説していきたいと思います。
無垢フローリングで床暖房にできる?
無垢フローリングにしたとしても、床暖房にはできます。
ただし、デメリットや注意点もあります。
無垢フローリングに床暖房を入れた場合には、床材が伸縮する対策をされた床暖房専用の無垢フローリングを選ぶ必要があります。
そうでない場合は、床暖房の熱によってフローリングが反り返るなど、変形のリスクもあります。
ただ、床暖房専用の無垢フローリングの費用は割高になります。
無垢フローリング+床暖房を実際に導入された方の多くは、デメリットはもちろんあるものの、それを上回る快適さを実感されているようですよ。
無垢フローリングに直接布団を敷くのはアリ?
布団派の方の中には、「無垢フローリングの部屋に布団を敷いて寝たい」とお考えの方もいらっしゃると思います。
一般的な合板フローリングの場合は専用のすのこを敷いて寝ることができますが、無垢フローリングの場合はどうすればいいのでしょうか?
まず、すのこを敷いた場合、当然すのこによる傷がついてしまう可能性はあります。
ただ、無垢フローリングは傷すら味になっていくという魅力がありますから、ここを気にする方は少ないです。
無垢フローリングは調湿性に優れているため、直接布団を敷いてもすぐにカビが生えるということはありません。
畳でも、万年床にしているとカビが生えるのと同じように、こまめに干したり布団乾燥機をかけるなどの手入れを怠れば、床を傷めてしまうことはあります。
子供の食べこぼしが隙間に入ったりシミになったりする?
乳児ぐらいの小さいお子さんがいらっしゃるご家庭では、お子さんが食べこぼしをしたり、お漏らしをしてしまうことがあります。
まず、米粒など固形物であれば、隙間に入っても掃除機で吸い取ることはできます。
問題は、液体です。
液体の場合は、どうしてもシミになってしまうことはあります。
すぐに拭き取ればほとんど問題ありませんが、たまたま数分間気づかないまま放置してしまった場合はシミが残るかもしれません。
ただ、無垢フローリングのシミや傷を気にするのははじめのうちだけで、いずれは諦めがつくようになったとか、汚れや傷も味として楽しめるようになったなど、ポジティブにとらえる方が多いのも、無垢フローリングの特徴ではないでしょうか。
以上、無垢フローリングを導入する上で、気にされる方が多い疑問について簡単にご紹介させていただきました。
無垢フローリングと言っても、色合いも固さもメンテナンスのしやすさも、使用する床材によって使い勝手は違います。
無垢フローリングにされる際には、心配な点に合わせて素材を選ぶと、より快適に過ごせるようになると思いますよ。
(参考:その他のよくあるQ&Aはこちら)
(関連コラム:無垢フローリングの選び方~樹の種類ごとの特徴~)
(関連コラム:満足度と価値を高める無垢フローリングでリノベーション!)
No.163