リノベーション マンションリフォームでできることできないこと

066 リノベーション マンションリフォームでできることできないこと

リフォーム計画のその前に


リフォーム工事のお問い合わせの中で、「中古マンションを購入して思い通りにリノベーションしたい」という内容が増えています。
中古マンションなら、比較的立地条件の良いマンションを割安に購入できるため、低金利に拍車がかかる今さらに人気が出ています。

理想の住まいを実現するために、実際の工事にあたっては、注意したいことがあります。
マンションは、構造上や管理上の理由から、工事の内容が制限されることがあります。
住戸の内側である専有部分内なら、自由に変えられるのでは?と思いがちですが、意外な部分が「共用部分」だったり、管理規約による制限があることも。


知っておきたい、できること・できないこと


そこで、リフォームの計画を立てる前に、できることとできないことの注意ポイントを確認しておきましょう。

・間取り変更

マンションの構造には、柱と梁で支える「ラーメン構造」と壁で支える「壁式構造」の2種類があります。
古いマンションや公団住宅では、壁式構造の場合があります。
お部屋の間仕切りすべてが、構造上の壁ということは少ないですが、コンクリートでできた壁は撤去することができません。
問題なのは、この違いが、内覧しただけではわからないことです。
ただでさえ物件購入のための内覧では見るべき部分が多く、いろいろなところを見落としがちですので、図面を見ながら、不動産業者に必ず確認するようにしましょう。

・玄関ドア、窓

玄関ドアと窓は共用部分になるので、勝手に交換することはできません。
サッシの色が気に入らなかったり、古くて重たかったりする場合でも、窓のサッシやガラスの変更は基本的にできません。
ただ、玄関ドアの内側は専有部分なので塗り替えなどはできます。

・内装デザイン

専有部分の壁材や室内ドアなどの建具の交換は自由にできます。
階下への騒音の問題から、フローリングについては、管理規約で定めがあることが一般的です。
特に無垢フローリングを敷きたいと考えている場合には、実現可能か確認が必要です。

・バルコニー

バルコニーも共用部分になります。
避難路をふさがない範囲で、撤去や移動が簡単なものなら設置可能な場合が多いです。

・パイプスペース

専有部分内には排水用と給水・電気配線・ガス管用の2種類のパイプスペースがありますが、いずれも共用部分なので、移動できません。
この位置により、水回りの配置がおよそ決まりますので、リノベーションでは、かなり重要なものになります。

・天井高

コンクリートの内側までは専有部分なので、その範囲内なら、天井高を上げられます。
天井をスケルトンにして、少しでも高さを確保する手法もあります。

・水回り設備

システムキッチンやユニットバス、洗面台、トイレなど新しい好みの設備に交換できます。
ただし、先ほどのパイプスペースの位置により、水回り設備の移動が制限される場合があります。

・給湯器

給湯器の交換は事由に可能です。
ただ既存の配管を使う場合には、サイズ等に制約がある場合があります。

・電気容量

マンションでは1戸あたりの電気容量が制限されています。
IH調理器を新たに設置したい場合などは注意が必要です。

以上のポイントは一般的なものです。
一言に制限といっても、マンションごとの構造と管理規約により、詳細は異なります。
理想のリフォームを実現するために、マンション購入の決断時には必ず事前に確認をしましょう。

(参考:リノベーションでできる事できない事
(参考:リノベの一歩。スケルトンって何ですか?

No.066

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