「賃貸契約の際に保証会社に加入条件とします」
最近よく見る文言ですよね。
今から、10年近く前は賃貸契約の際に親族や知人に頼むことが嫌な方や
頼めるような方が近くにいらっしゃらない等の理由で利用されだしたのですが、
昔に比べると、最近は違ってきているようです。
私の友人から先日電話で
「保証会社に加入するのに保証人が必要なんだけど、なんで?」
とのことでした。
確かにおかしなお話ですよね。
友人曰く「それなら保証会社いらんやん!!」とエキサイト!!
最近は、入居者が家賃滞納をした際に家主さんに未収家賃を立替えて
支払うシステムが主流のようです。
確かに友人の言う事はよくわかります。
要は、保証会社は一旦滞納家賃を立替えて家主さんに支払い、
保証会社は立替えた家賃を入居者と保証人に請求するという???
なシステムとなっているのです。
よく考えると確かにおかしなお話しです。
私も仕事柄よく質問をされますが、はっきり言って回答に困ります。
「家主さんからの条件となっておりますので・・・」
としか答えられないのです。
この保証会社への保証人の審査もだんだん厳しくなってるようです。
以前はなんとなく「ユルユル」な感じで審査が通っていたようですが、
最近は、保証人は年金生活者や高齢者は✖ 生活保護は基本的に✖
携帯電話が無ければ✖等???な状況のようです。
普通は例え住宅であっても親御さん等の自分より年長者の方に頼むのですから
そこで「親は高齢なのでダメ!!」と言われていまうと結果的には
「引越しを止めようか?」となる可能性もあるでしょう。
法人契約に至っては、会社契約なので社長個人が保証人というのが
今までは当たり前でしたが、保証会社に言わせると「会社イコール社長」と
なりますので、別の方でお願いします。となる訳です
一体誰が他人の会社の保証人になりますか? 個人ならまだしも・・・
人によっては「もうええわ!!」とブチギレですよ!
家主さんは基本的に一般の方ですから、入居者の審査もしていただけるし
滞納も安心出来ますので、利用したいのもよくわかりますが、
それによって、入居者募集のハードルを上げてしまい空室だらけと
なることもありますので、利用の際はよくお考え下さい。
その隙間を上手に利用し、保証会社を利用できないお客様には
余分に敷金をお預かりする等の保全をとって入居率を着実に
上げている家主さんもいらっしゃいますよ。