リビング収納 家族共用の細々したモノの動線を意識した収納方法

202 リビング収納 家族共用の細々したモノの動線を意識した収納方法

リビングは何かとモノが多い場所


リフォームするなら広々としたリビングルームにしたいと思う人は少なくないでしょう。
一方で、リビングは何かとモノの多い場所なので、広く使うためには、収納スペースもしっかり確保する必要があります。

今回は、リビング収納の考え方と収納づくりのヒントをお知らせします。


リビングには何がある?


リビングルームの収納プランを考えるにあたっては、まずリビングの使い方とそこで使う・置くモノを把握することが大事です。

例えば、リビングにテレビやゲーム機を置いているお宅は多いと思いますが、それなら、DVDやゲームのソフトの収納場所が必要です。
また、お子さんの勉強スペースや趣味のコーナーを兼ねているなら、本棚や学用品、趣味の道具などもしまう場所も必要になります。

このようにして、リビングで何をするのか、何を使うのかを家族でよく確認しあって、どれくらいの収納スペースやどのようなタイプの収納がほしいか、よく相談しましょう。


玄関からリビングまでの動線は?


さらに、玄関からリビングルームまでの家族の動線も確認します。
玄関から家に入ったら、各自の居室よりもまずリビングに行くという人も多いのでは?

この動線だと、コートやジャケット、バッグなど、とりあえずリビングに持って入ることが多くなるので、リビングかその周辺に収納がほしいですね。
そこで、玄関とリビングの間に収納を作れば便利ですし、リビングが散らからなくて済みます。
この収納はリビングから出入りできるウォークインクロゼットにするのもいいですが、湿気対策も兼ねて、廊下や玄関からも双方向に出入りできるウォークスルークロゼットにするのもおすすめです。

また、玄関のシューズインクロゼットとつなげれば、とても便利に使えます。
このようにリビングの脇にクロゼットをつくっておけば、急な来客のときなど、見せたくないモノをすぐに放り込むこともできますね。


見せる収納を兼ねて壁面活用


リビングには、ゲームソフトやリモコン類など細々したモノが案外多いものです。
大型のクローゼット(クロゼット)があれば、その中にこうしたモノ用の引き出しや収納ケースが置けますが、その余裕がない場合は壁面を活用する方法があります。

内部が空洞になっている間仕切り壁なら、掘り込み式のニッチ棚がつくれます。
また、薄型の棚を設置するのも良いでしょう。
最近は壁に取り付けられる既成の棚が家具メーカーなどから販売されています。
コーナー棚やボックス型などいろんなタイプがあるので、設置したい場所と収納したいモノに合わせて選べます。

こうした壁面収納はセンスを活かした「見せる収納」にもなります。
ただし、壁の構造によってできるタイプの収納が異なるので、よく打ち合わせを行っておきたいポイントです。

(関連コラム:散らかるのは家に原因がある?リフォームでたちまち収納しやすい家に)
(関連コラム:ニッチやピクチャーレールを上手に使って見せる壁面収納を楽しもう

No.202

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