家の中にワークスペースを
クラウドワークなどの導入により働き方の選択肢が増え、ここ神戸、明石エリアでも在宅で仕事をする人が多くなりました。
また、趣味のスペースやお子さんの勉強コーナーがほしいというお宅もあると思います。
自宅の中に仕事や勉強がはかどるワークスペースをつくるにはどうすればいいのでしょう?
まずはワークスペースを住まいの中のどこにつくるかを決めたいですが、仕事や勉強に集中しやすい環境やシチュエーションは人によって異なります。
そこで、どのような環境で仕事や勉強をしたいのか(お子さんの場合はさせたいのか)考えましょう。
家族共有の空間でのワークスペースづくり
例えば、仕事をしながらも家族の様子がわかるようにしたい、または、家事をしながら子供の勉強を見たいなら、リビングルームやキッチンの一角を区切って使うのが便利です。
キッチンカウンターの一角にデスクを設けるのもいいですが、その場合は、家事のジャマにならないように、デスクの中やすぐそばに仕事や趣味の道具をしまえる収納も用意しましょう。
リビングにワークスペースをつくるときも収納については同様です。
加えて、テレビの画面や音が目・耳に入りにくい場所にデスクを配置しましょう。
スペースの区切りに本棚や家具などを置くのもいいですが、スライドウォールを設置する方法もあります。
スライドウォールは出し入れができる間仕切りで、作業や勉強に集中したいとき、また来客時など必要なときだけ引き出して使えます。
個人で集中できるスペースをつくるには
反対に、静かな環境でじっくり作業や勉強に没頭したい場合は、やはり独立した部屋の方がいいでしょう。
とはいえ、1人ずつの個室を用意するのがむずかしいこともあります。
そんなときは、個室を共有して使うことを考えましょう。
1つの部屋を区切って個人のスペースをつくるのですが、それぞれが集中できるように次のような工夫が必要です。
まず、デスクはお互いが視界に入らないように配置します。
また、個人のスペースを区切る仕切りは造作するのもいいですが、収納家具などで仕切れば、後からの配置替えがラクです。
いずれも仕切りは、椅子に座ったときに相手が見えないくらいの高さにしておきましょう。
そうすることで、せまいスペースでも圧迫感を減らせます。
さらに、インテリアのイメージをリビングやダイニングルームと大きく変えれば、より集中しやすい環境にできます。
住まいの中のワークスペースは家族のライフスタイルによって違ってきます。
また、ワークスペースの使い方や仕事や勉強する時間について家族でルールを決めることも大切です。
以上を参考に、家族で相談してワークスペースづくりをしてくださいね。
(関連コラム:勉強がはかどる子供用スペースとは リビング?子供部屋?)
(関連コラム:家族が集まりやすいリビングを作るリフォームの工夫)
No.214