意外とモノが多い?!家の「顔」玄関スペースと効率良い収納

193 意外とモノが多い?!家の「顔」玄関スペースと効率良い収納

意外とモノが多い場所


家族みんなに加え、訪問者が出入りする玄関は何かと散らかりやすい場所です。
家の中と外で使うモノが混在するためですが、いつでも片づいていれば、毎朝の身支度や生活動線もスムーズになります。

リフォームするなら、玄関の収納を充実させましょう。
そこで、玄関先に何をしまえば便利なのか、また、それに合わせた収納づくりを考えます。


玄関収納について家族で考える


玄関収納といえば、まず下駄箱ですが、玄関にしまいたいモノ・しまえば便利なモノは靴だけではありません。
傘やバッグ類に加え、出かけるときに身につける帽子やマフラー、ジャケット、コートなどの衣類や小物類、また旅行・アウトドア用品、スポーツ用品も玄関に収納できれば、出かけるときもお手入れをするときにも便利です。

とはいえ、玄関に収納したいものは家族のライフスタイルによって異なり、それによって使いやすい収納のタイプやスペースが違ってきます。
家族全員が玄関に収納したいものをそれぞれリストアップして、紙に書いていきましょう。
そして、全員のリストをまとめれば、どのような収納をつくれば良いかが見えてきます。

例えば、家族でアウトドア活動やスポーツを楽しむお宅なら、道具類もしまえる大容量の収納スペースがほしいですね。
また、お子さんも含めて朝の身支度を効率よくしたい場合は、靴下やネクタイ、アクセサリーといった小物類も玄関に収納するのも良いかもしれません。


玄関スペースと効率良い収納


できれば、玄関には土間から靴をはいたまま出入りできるシューズインクロゼットをつくりたいですね。
内部には、しまうモノに合わせて棚を造作すれば、すっきりと片づきます。

もしくは、市販の棚やハンガーラックなどを設置すれば、工事費用を抑えることができ、後々、フレキシブルに使えます。
市販品を利用する場合は、収納したいモノに合わせて収納グッズを選び、選んだ収納グッズが納まるようにクロゼットを設計してもらいましょう。

シューズインクロゼットをつくるには、最低でも0.5坪ほどの面積が必要ですが、スペースに余裕がなければ、既成のクロークボックスのユニットを設置する方法もあります。
既成とはいえ、ライフスタイルや収納したいものに合わせてタイプやサイズを選ぶことができ、限られたスペースでも効率良い収納をつくれます。

いずれのタイプの収納でも、棚板は可動式にしておきましょう。
そうすれば、大きなモノもしまえますし、市販の小物用の収納ケースを中の棚に置き、壁やドアの裏に鏡を設置すれば、身支度をするのに便利です。


玄関は家の「顔」にあたる部分です。
いつもすっきりと片づくように、設計者とよく相談してわが家に合った収納づくりをしてみてください。

(関連コラム:玄関まわりの収納 使い勝手を良くする3つのポイント
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No.193

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