リフォームで人気のあるのが、フローリングのリフォームです。
年季の入ったフローリング。
傷や、取りきれなくなった汚れが溜まってしまい、自力ではどうにもならなくなりますよね。
また、傷や汚れといった表面上の問題だけでなく、床のへこみや音が鳴るなどの不具合があれば、リフォームの考え時だと言えます。
フローリングのリフォームには、今ある床をはがして新しいフローリングを貼る方法と、今ある床の上に重ね貼りする方法があります。
それぞれどんな特徴があるのかを知って、自分の家はどちらが向いているのか考えてみましょう。
今ある床をはがして新しいフローリングを貼る方法
床の高さ: 変わらない
費用: 床をはがす分、工事費用が高め
こんな場合に:床下の状態を確認しておきたい場合。床にゆがみなどがあり、重ね貼りができない場合。
今ある床の上に重ね貼りする方法
床の高さ: 1.2cmほど高くなる
費用: 上から貼るだけなので安め
こんな場合に:費用を抑えて綺麗にしたい場合。
重ね貼りの場合、重ね貼り専用のフローリングもあり、接着剤で簡単に貼れて、フローリング自体が薄いので、床の高さも3~6mm上がるだけで済みます。
費用も安めになりますが、薄い分、もともとの床の影響を受けやすくなるので、へこみや床鳴りなどの不具合がある場合は、まずはその部分を直してから貼るのが一般的です。
傷んだフローリングを綺麗にしたいだけであれば、重ね貼りの方が手軽で費用も安く済むので良いかもしれません。
なぜなら、今の床を部分的に合板などで補修、その上から薄型のフローリングを貼れば、問題ないからです。
ただ、この機会に床下の状態をチェックしておきたい、床暖房にしたい、といった場合は貼りかえてしまった方が良いでしょう。
また、バリアフリー工事をしておきたい場合、段差の大きさによって工事費が変わってくるので、現地調査を行ってもらい、施工の方法を確認し、見積もりをとってから検討することをオススメします。
フローリングのリフォームで多い失敗は、予算を抑えるためにフローリング材を安いものにグレードダウンしたために、後から安っぽさが気になったり、あとから「床暖房にしておけばよかった」「バリアフリーにしておけばよかった」と思うことです。
もちろん予算の関係もありますが、床は面積が広く目につきやすい部分でもあるので、後悔のないように、しっかり吟味した上で決めましょう。
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