ここに注意すれば失敗なし!外壁リフォームの色選び5つのコツ

077 ここに注意すれば失敗なし!外壁リフォームの色選び5つのコツ

まるで新築の家のように生まれ変わる外壁のリフォーム。
しかし、カタログから気に入った色を選んだがイメージと違う、天候によって色が違って見えるなど、思っていたように仕上がらなかったという声も聞きます。

実は外壁リフォームにはいくつかポイントがあります。
外壁リフォームで留意しておきたい点を5つまとめてみました。


1. 色の面積効果について知っておこう


色の特性として、小さな面積で見たときと大きな面積で見たときとでは、色は微妙に異なって見えます。
これを色の面積効果といいます。
外壁材も小さな素材サンプルを見ただけでは、仕上がりの色具合を正確には予測できません。

たとえば、面積が大きくなると明るい色はますます明るく鮮やかに見えます。
逆に、暗い色は面積が大きくなればばるほど暗くくすんで見えます。
ですから、大きな面積を施工する場合は可能なかぎり実物大で確認する、というのがポイントです。

サンプルから外壁材を選ぶときは、すでにその製品を使用している家があれば、できるだけ見せてもらうようにしましょう。
実物を見ることが難しい場合は、サンプルで検索してサイトなどで確認することもできます。


2. サンプルは太陽光にあてて見よう


色は光によって見え方が変わります。
特に外壁材は、日の光に当ててみることが大事です。

好きな色ではなかったけれど、日の光に当ててみたら意外にきれいで気に入ったというケースも少なくありません。
好き・嫌いの先入観を持たずに、いろいろな色を日光の元で確認してみることが大事です。


3. サンプルは外回りの建具と合わせてみよう


外壁を室内での打ち合わせだけで決めきることは大変難しいです。
施工したらどんな感じになるのかは、実際に壁に置いて、玄関ドアや屋根、外構などに合わせてみてはじめて分かります。

可能なら、いろいろな状況下での見え方をチェックしましょう。
朝昼晩、晴天の日と雨の日、曇りの日など、色の移り変わりを確認しておくと安心です。


4. 汚れが目立たない色を選択しよう


外壁は風雨、外気にさらされて劣化します。
外壁は面積が大きいですから、汚れが気になっても自分でメンテナンスするのは無理。
ですから、汚れが目立ちにくい、汚れがつきにくい外壁材を選びましょう。


5. 周囲の家から浮かないかどうか確認しよう


近くに隣家がある場合は、その家との調和も大事です。
いくら自分の家だといっても、付近の景観と調和しない色は避けるべきです。
少なくとも三軒先の屋根や外壁と違和感がないような色を選択することでよい住環境を維持できます。

このように、リフォームで外壁材を選ぶときは、外壁材としての特徴に気をつけるのがポイントです。
小さなサンプルからできるだけ実際の施工に近い状態をイメージし、上手に色を選択するようにしましょう。

(参考:外壁塗装工事についてはこちら
(関連コラム:屋根と外壁のカラーリングのポイント 景観や耐久性も考慮した色選び

No.077

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