家族の持ち物全てをしまえる効率の良い収納を作るためのプランニング

089 家族の持ち物全てをしまえる効率の良い収納を作るためのプランニング

希望通りの収納を作るには


リフォームへの希望といえば、収納を増やしたい、改善したいという世帯は多いと思います。
せっかくリフォームするなら、家族の持ち物すべてをすっきりと効率良くしまえる収納を作りたいですね。
そのためには、単に収納をたくさん作れば良いというものではありません。

効率の良い収納とは、収納力に加えシステマティックで使いやすいものです。
そうした収納を作るには、事前にしっかりとプランニングをする必要があります。
今回は、効率の良い収納づくりのプランニングの仕方をお教えします。


ステップバイステップで考える


収納づくりのプランニングはステップバイステップで進めます。
こちらの手順を参考にしてください。

1)家族それぞれの持ち物リストを作る

紙とエンピツ、またはパソコンやスマホのメモ帳機能などを使って、各自の持ち物をリストアップしましょう。
家族それぞれの分に加え、「みんなで使う物・共有の物」のリストも忘れずに。

2)リストアップした各自の持ち物を分類

使用目的や使用する頻度などを元に分けましょう。
このとき、あまり必要性を感じないものなどは思い切って処分することも大切です。

例えば、お子さん(中学生)の持ち物なら、こんなふうになります。

  • 学校で使う:教科書、ノート、通学かばん、文房具、体操服など
  • 習い事や部活関係:ユニフォーム、スポーツ用品など
  • 家で使う:参考書、マンガの本、ゲーム機など
  • 衣類、靴、帽子や小物類

また、家族共有の物なら、次のように使用頻度で分類するのもいいかもしれません。

  • よく使う:掃除道具、パソコン、ドライヤー、アイロンなど
  • ときどき使う:ホットプレート、カメラ、来客用のイスなど
  • 季節ごとに使う:ストーブ、扇風機、ひな人形など
  • あまり使わない:キャンプ用品、礼服など

3)分類した物の収納場所を考える

効率の良い収納の基本は、使う物は使う場所にしまうことです。

上記のお子さんの持ち物の例でいうと、いつも勉強する場所が子供部屋なら教科書などの収納場所は子供部屋になります。
部活でアウトドアスポーツをしているなら、その道具は玄関近くに収納できれば便利です。

このように、分類された持ち物リストに収納場所を書き込んでいきます。
それを家族全員分つきあわせれば、具体的にどこにどのようなタイプ・大きさの収納が必要になるのかがわかります。

例えば、衣類は基本的に各自の居室でも、下着類は家族全員分を浴室近くにしまう方が便利かもしれません。
それなら、脱衣室に引き出しやロッカータイプの収納がほしいですね。

この手法で考えれば、効率的な収納が作れ、家の中がすっきりと片付きます。
収納のリフォームをお考えなら、ぜひお役立てください。

(関連コラム:収納リフォームの種類とメリット、デメリットについて
(関連コラム:リバウンドしない収納とは

No.089

Pocket