中古住宅を購入したとき、もしくは新築で購入した家に住んでから年数が経ったとき、気になるのがキッチン等水周りの交換についてです。
水周りは特に消耗が激しく、定期的な交換が必要だと言われています。
では、実際どれぐらいの期間が経てば、買い替えた方が良いものなのでしょうか?
メーカーの保証は7年間
まず、電化製品なども同じなのですが、メーカーによる保証は7年間が基本です。
メーカーは7年を過ぎると部品の製造を止めてしまうので、万が一故障したとしても部品がないために修理ができないことがあります。
製造が終了しても部品が残っていれば修理は可能ですが、運任せになってしまうところがあります。
システムキッチンの寿命は15~20年というのが一般的
システムキッチンは15~20年程度経つと故障が増えてきます。
部品さえあれば修理をしながら使い続けることは可能ですが、頻繁に修理しなければならなくなると、「全部取り替えた方が安い」という状況になってくるでしょう。
そこまでシステムキッチンの劣化が激しくなったときには、買い替え時だと言えます。
何十年も使われているシステムキッチンもある
とは言え、「15~20年」という目安は、システムキッチンの製造メーカーや、リフォーム会社の営業マンがよく言う目安です。
実際、メーカーやリフォーム会社としては新しい製品を買ってもらわないと商売になりませんし、万が一故障して事故につながっても大変ですから、短めに寿命をお伝えしている部分はあります。
丁寧にお使いであれば水栓のパッキンやガスコンロなどを交換しながら、何十年も使用されている方もいらっしゃいます。
もし、長年使っていても何も問題がないと感じられるのであれば、無理に買い替える必要はないかもしれません。
最新のキッチンが欲しくて買い替える場合も
中古で購入した場合などは特に、まだ使えるシステムキッチンであっても、「最新の設備が欲しい」という希望から取替えをする方もいらっしゃいます。
システムキッチンは10年も経てばかなり様変わりしますから、せっかくなら最新のものにしておきたい、という考え方もありますね。
使い方によっても差がある
システムキッチンの一般的な寿命としては、やはりお伝えしたとおり、15~20年程度になるかと思います。
ただ、なによりも寿命を左右するのは普段の使い方です。
丁寧にお使いの家庭であれば何十年も使えるケースもありますが、使い方によっては数年で不具合が出ることもあるものです。
システムキッチンの買い替え時期に決まりはありませんから、もし気になられるようでしたらお気軽にご相談ください。
(参考:リフォームのよくあるQ&Aはこちら)
(関連コラム:キッチンリフォームの費用はどのくらいかかるの?)
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