輻射熱でポカポカ!床暖房リフォームのポイントを知ろう

215 輻射熱でポカポカ!床暖房リフォームのポイントを知ろう

床暖房って、どんなもの?


床暖房といえば、どのようなイメージをお持ちですか?

クリーンで安全そうだけど、設置するには大がかりな工事が必要で電気代も高額になると思っている方も多いかもしれませんが、床暖房はメリットの多い暖房の方法です。
今ではリフォームでも設置しやすく、以前ほど電気代がかからないタイプも登場しています。

そこで今回は、山の手の夏過ごしやすい神戸で冬も快適に過ごすための、リフォームで床暖房を取り入れるにあたっての基本的なポイントと最新事情をお伝えします。


メリットの多い床暖房


まず、床暖房とは、直接床から伝わる伝道熱と床から部屋全体に伝わる輻射(ふくしゃ)熱により暖める暖房方法です。
温風により暖めるエアコンなどと違い、室内の空気が汚れたり、乾燥することがないので、アレルギーなどを起こしにくく体にやさしい暖房といえます。

エアコンなどは暖まるまでの間、対流を冷たく感じることがありますが、床暖房の場合はそうしたことがないので、特にお年寄りや小さなお子さんに適しています。
エアコンに比べると暖まるまで時間がかかりますが、起床や帰宅の時間に合わせてタイマーを設定しておけば快適に使えます。


温水式と電気式の違いを知っておこう


床暖房のシステムには大きく分けて温水式と電気式があり、それぞれの特徴は次の通りです。

・温水式

ヒートポンプと呼ばれる熱源機で作ったお湯を床暖房パネルに循環させて暖めるシステムで、電気代も安く済み、広い面積や長時間の使用におすすめです。
エコキュートと組み合わせれば、さらに電気代が抑えられます。

・電気式

床下にヒーターを内蔵させ暖める方法です。
メーカーによりヒーターの特長や性能が異なりますが、電気代がやや高めで、主に部分的で短時間の使用に向いています。


リフォームでの選び方のポイントは


床暖房の設置工事をするには、温水式/電気式の違いに加えて、床材の種類、床材と分離型/一体型といったタイプの違いにより、施工法や費用が変わります。
リフォームで床暖房を検討する場合、これらのポイントまとめると次のようになります。

・暖房方式(温水式/電気式):使用したい面積の大きさや時間などを元に効率の良い方式を選びましょう。
・床材:方式の違いで選べる床材が異なります。
・タイプ(床材分離型/一体型):リフォームには床材一体型が適しています。

設置後のランニングコスト(電気代)も気になるところですが、例えば、電気式にもいくつか種類があり、ランニングコストが安くてもイニシャルコストである工事費が割高になることがあり、その逆のケースもあります。
こちらもイニシャルコストになりますが、床材によっても価格が違ってきます。

フローリング自体に蓄熱材を埋め込んだタイプもあり、床材としては割高にはなりますが、長期的に見ればランニングコストの節約になります。


神戸・明石でも実際に床暖房を設置するときは、以上を参考にしてみてください。

(関連コラム:後悔しない!新築時・リフォーム時につけてよかった設備リスト
(関連コラム:寒すぎる家でも暖房費が節約できるリフォームとは 断熱の仕組みを知る
(関連コラム:老後のためのリフォーム シニアが暮らしやすい家にするには

‎No.215

Pocket