寝室を快適で居心地の良い空間に
自宅のリフォームをすることになったら、リビングルームやキッチンの内装にはこだわりたいですね。
ところが、これとは対照的に、寝室についてはどうでしょう?
寝室は「寝るだけの部屋」ということで、その内装や設備についてあまりこだわらない人が多いようです。
しかし、睡眠や休息は人間にとって非常に大切なもの。健康的に暮らしていくためには、しっかりと休息が取れるよう、寝室は快適で居心地の良い場所でなければなりません。
そこで、今回は快適な寝室づくりのための大切なポイントについてお伝えします。
まずは、静かで快適な空間にするために
寝室は家の中で最もリラックスできる空間であってほしいもの。
そのためには、外からの騒音や寒さへの対策が重要になります。
そのポイントとなるのが、窓回りです。
窓を2重窓にすれば、防音性、断熱性ともに高まります。
現状の窓に後付けするタイプがほとんどなので、壁を壊さずに短い工期で施工が可能です。
これより簡単な方法としては、窓ガラスに防音シートを貼ることもできます。
照明は「設置場所」に気をつけて
寝つきを良くするためには、照明も大切です。
照明本体とそのスイッチの場所にも気をつけましょう。
寝室の照明スイッチはベッドから手の届く範囲にほしいものです。
リモコンタイプのものも便利ですが、リモコンを失くさないよう、リモコンホルダーをベッドの近くに設置すると良いですね。
また、夜中にトイレに起きたときなど明るすぎると目がさえてしまうので、寝室には調光タイプの照明をおすすめします。
もしくは、フットライト(足元の常夜灯)を取り付けるのも良いでしょう。
メインの照明、常夜灯ともに、ベッド上で横になったときに、光源が直接目に入らないような配置にすることが大切です。
最近では、スマートフォンを手元等のかわりにすることもできるので、寝ていても手が届く場所に、充電ができるスマートフォン置き場を作っておくと便利です。
カラーリングでお気に入りの空間に
人によって、好きな色、落ち着くと感じる色は異なります。寝室はプライベートな空間ですから、好みのカラーリングで自由に楽しみましょう。
大きな面積をしめる壁紙やカーテンなど、好きな色や柄を大胆に取り入れてお気に入りの空間にするのもいいですね。
とはいえ、気をつけたいのが、色の濃淡です。
特に壁の色は、同じ色でも薄いと広く感じられ、濃くなるとせまく感じられます。
また、色の持つ温度やイメージも意識しましょう。
赤やブラウン、オレンジ系の色は暖かく、ブルーやグリーンは目に優しく涼しい印象があります。
例えば、暖かく包み込まれるようなイメージの寝室にしたいなら、濃いめのオレンジなどの暖色の壁紙やカーテンが良いかもしれません。
寝室は健康的な暮らしのベースとなる場所です。
ゆっくり安眠できて、しっかりと休息が取れるよう、以上のポイントを参考に快適な空間を目指しましょう。
(参考:壁紙クロス工事価格表)
(関連コラム:心地よい寝室づくりのヒントとは ホテルや旅館を参考にしてみよう)
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