子供の勉強スペースはどこがいい?
お子さんに学習習慣を身につけさせるためには、幼少期のうちは親の目の届くところで勉強させることが大切です。
また、東大生の約半数が子供の頃、リビングルームで勉強していたというデータもあります。
今回は、リビングに子供の勉強がはかどるコーナーをつくるための方法や工夫について考えましょう。
リビングに勉強コーナーをつくるなら
近年は、キッチン、ダイニング、リビングをワンルームにした住宅が増えています。
LDKで子供に勉強させるなら、ダイニングテーブルを使えば良いと思われるかもしれません。
しかし、それでは、テーブル上が散らかりやすく、食事の支度もしづらくなることが多いようです。
勉強用にはお子さん専用のデスクを用意してあげましょう。
子供が複数いる場合は、それぞれのデスクが必要です。
このデスクを中心に、ワークスペースに見立てた勉強コーナーをリビングの一角に作り、成長にあわせて収納を変更・増やすようにしていきましょう。
勉強コーナーをつくる場所ですが、大人の視線が届きながらも、直接テレビなどが視界に入らないような配置にしたいですね。
親子いっしょに勉強することを意識して
子供にとって、リビングで学習することのメリットの1つが、わからないことがあればすぐに大人に聞けるということです。
このメリットを最大限に活かすためにも、親子でいっしょに勉強しやすいコーナーづくりをしたいものです。
また、リビングの一角とはいえ、勉強する場所を意識させることも大切です。
すべてを区切るのではなく、袖壁のように、ついたてを置いたり、本棚をパーテーション代わりにするのもいいでしょう。
例えば、そのついたての1部を黒板やホワイトボードにすれば、親子いっしょに問題を考えるのに便利ですし、お絵描きするのも楽しいです。
本棚には、教科書や辞書、図鑑などを収納すれば、必要なときにすぐ取り出せるので、勉強がはかどります。
教科書や図鑑は一般の書籍とはサイズが異なるので、本棚を選ぶ際は注意してください。
この本棚を造作するのであれば、黒板やホワイトボードを扉にするのもいいですね。
できれば、大人用のデスクを
スペースに余裕があれば、大人用のデスクを子供のデスクにとなり合わせて置くのもよいでしょう。
子供用デスクは成長に合わせて高さを調節できるものでもいいですが、今後、収納が増えていくことを考えると、デスクはシンプルなものがおすすめです。
親と子が並んで座れる横長のカウンターデスクにするのもいいかもしれません。
その場合、高さは大人用の70cm前後に合わせ、お子さんは成長に合わせて椅子で調節するようにします。
お子さんの成長にともない、家具のサイズや収納の量など勉強コーナーのニーズが変わってきます。
その都度、親子で相談しながら、使いやすいよう変更を加えていってくださいね。
(関連コラム:家族の持ち物全てをしまえる効率の良い収納を作るためのプランニング)
(関連コラム:便利で楽しく過ごせるリビングにするために)
No.103