不動産事業部の佐野です。
先日、売却のご相談をいただきました。神戸市内のマンションです。
家族関係が崩れて10年位住んでたり住んでなかったり・・。そんな状態の不動産は、傷んでいました。。
人の心が物件にも、現れていると言うか色々な傷跡が残されていました。
可哀そうでした・・。
でも、売れないんです。
理由は、傷んでいるからではありません。
ローン支払いの残債が、実情の実勢価格を大きく上回っています。
債務超過の状態です。仮に売却したとしても自己資金で数百万円の追い金をしないと抵当権の抹消が出来ません。
困りました。
そんな時の選択肢は二つです。
1.自己資金を負い金してでも売却する。
2.リフォームをして賃貸に出しながらローン残高を減らして実勢価格と残債が同じ位になるタイミングで売却できる状況なら、その時に売却をする。
今回のご相談の中で、所有者が絶対に使用しないとおっしゃったのでご提案しました。
お仕事をされて、普通に生活されているので債務整理や破産とか言う問題ではありません。
悩む所ですが、いずれにせよ自己資金が必要です。
もしこの状況なら、賃貸用のリフォームを考えるでしょう。
まず、予想と計画を立てます。
★リフォーム代は幾らかかるのか。 250万円~300万円
★家賃は幾ら位で貸せるのか。 9万円
★リフォームの投資はどれ位で償還できるのか。 約3年
そんな風に、1年の残債の減り具合と、5年後6年後10年の相場を読みます。
この物件に関しては、金利が今に比べて高い時期に借りているので借り換えをして
少しでも、月々の返済額と総額を減らした方が良さそうです。
但し、金融機関の手数料や登記費用も必要ですから、計算した方が宜しいです。
一つの手段だけでは無く、多方面から考えていく必要がありそうです。
どんな案件でも真剣に取り組んで参ります。
※写真は一切関係ありません。
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