今回は、中古マンションの価格査定についてお話し致します。
中古マンションの価格は基本的には、売主様が自由に設定できるものですが、
マンションにはマンションの相場が有り、お部屋によって査定価格も
異なってくるわけです。
お部屋の間取りタイプや所在階によって評価し、価格を設定するのですが、
項目としては・・・
・事例マンションとの公共交通機関からの距離
・ベランダの方位
・間取り
・所在階
・築年数
・実際の日当たり状況
・騒音等の有無
・駐車場権利等の付帯事項
上記のように、事例となる物件と多数の項目にて比較をし
その物件の査定を行います。
基本的に、査定価格イコール売り出し価格ではありません。
査定価格とは、概ね3ヶ月の媒介契約期間に売却出来るであろう価格であり
実際に、皆様が思っておられる価格より低くなっていることが多いでしょう。
広告にでている近隣の価格より低い価格となるのが通常です。
同じマンションで直近の売却事例があれば価格的にも相場が形成されて
いますので、査定価格で売却出来る可能性は高くなります。
売る側としましては、高く売却したいお気持ちも理解できますが、
真剣に不動産購入をお考えのお客様は、広告等をよくご覧になって
おられますので、売出し当初には全然反応が無かった物件なのに
価格を下げた途端に、お客様が多数いらっしゃるということも
よくあるお話しです。
大きなお金が動く不動産ですが、売出し方法を間違えますと結果的に
相場より安く売却せざるをえない事も有り得ますので、価格の設定には
十分ご注意頂き、広告等を参考にし自分の不動産を第三者的な目線で
見ることが大切です。