消費税の増税を前に先日上がった銀行金利が下がったり、
購入後の還付等、不動産購入は今が買い時という
雰囲気になって来ているようですが、実際はどうなのでしょう?
確かに消費税が増税されますと新築住宅等の購入時や
不動産業者が売主の物件、仲介手数料にまで増税の波は押し寄せてきます。
少なくとも現時点から比べますと購入時の諸費用としては
あきらかに費用負担は増える事でしょう。
しかし、不動産を購入する場合はほとんどの方が金融機関で住宅ローンを借り入れ、
長期間に渡って返済していく訳ですから、不動産購入の総費用として
計算してみました。
1000万円の借入れを返済期間35年、利率2%で計算した場合の
総支払額は 13,912,920円となります。
これを同条件で金利2.5%で計算しますと・・・
総支払額 15,014,580円となり、その差額は 約110万円となります。
同条件で金利が3%になると
総支払額は 16,163,700となり、1%金利が上がると総支払額で
約225万円の差が出るのです。
これは1000万円の借入れでの場合ですので、借入額が増加すると
その差は更に広がる訳です。
そう考えると、消費税の増税前に購入するのも大切な事ですが
住宅ローンの利率にも注意して頂くことも大切です。
現時点では金融機関の融資金利は低い利率で推移してますので
私は、不動産購入を前向きに考える時期であると思います。
しかし、不動産は大きな買い物ですので物件の選定には
十分ご注意下さい。