玄関リフォームでバリアフリーや収納など機能性アップ

081 玄関リフォームでバリアフリーや収納など機能性アップ

住まいの「顔」といわれる玄関。
当然ながら、出入口として毎日利用する、来客をお迎えする場所です。
そして、あまり意識することがないかもしれませんが、実は、玄関にはそれ以外にいろんな機能があります。

リフォームのときに玄関にちょっとした工夫をすることで、日々の暮らしを便利で快適にできるのです。
そこで、玄関の機能性について考えてみませんか?


バリアフリーの視点で機能性アップ


まず、玄関は家と外部をつなぐ場所。
使いやすい玄関は出入りしやすく、お出かけをラクにしてくれます。
高齢者や小さなお子さんがいる家庭では大切なことですね。

玄関のリフォームをするなら、バリアフリーの視点を取り入れましょう。
まず、気をつけたいのが土間と上がりがまちの段差ですが、18cm以下が目安です。
高さを変えるのがむずかしい場合は、上がりがまちの手前にステップとなる式台を設置します。

靴の脱ぎ着や収納を考えると、スペースはできれば1坪(1.8 x 1.8m)程度ほしいですね。
これくらいのスペースがあれば、ベビーカーを収納したり、ベンチを設置することもムリなくできます。


収納と風通しの関係


玄関土間には、天井までのクロゼットやベンチを兼ねた下駄箱などを設置すれば便利です。
とはいえ、玄関の収納が充実すると、気になるのが換気や風通し。
特に、履物の収納は湿気やカビ、においがこもりやすいものです。

玄関ドアを開けておくと風がよく通るというお宅も多いと思いますが、ドアを開けっ放しにしておくと、虫が入ったりしますし、防犯上も良くありません。

構造などに問題がなければ、玄関には窓を作った方が玄関だけでなく家全体の風通しは良くなります。
また、外光を採り入れることができるので、日中玄関が明るくなります。
夜間は屋内の光が玄関ポーチの外側に漏れるので、防犯効果にもなりますね。


玄関ドアを変えるだけでも


玄関に窓を作ることができない場合は、除湿器や空気清浄機が設置できるよう電源を増設してもよいでしょう。

もしくは、玄関ドアを交換するという選択肢もあります。
以前は玄関ドアの交換は枠ごとの工事が必要だったりしましたが、最近は既存の枠を利用するカバー工法により1日程度の工期の手軽な工事になっています。

さらに、玄関ドアそのものの機能性も向上しています。
採光窓や通風窓のついたものや断熱性を高めたものなどがあり、デザインのバリエーションも豊富です。

こうした最新の玄関ドアなら、夏にはドアにカギをかけたまま風を入れることができます。
断熱性能もあるものなら、玄関がより快適な空間になりますね。

こうしてみると、玄関には大切な機能があることがわかります。
玄関が快適な空間になれば、日々の暮らしも快適になります。
リフォームの際には、ぜひ玄関の機能を見直してみてはいかがでしょう。

(参考:玄関ドアリフォームについてはこちら
(関連コラム:玄関の悩みを何とかしたい!玄関リフォーム4つのポイント

No.081

Pocket