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解体してわかるリノベ間取りのポイント|リフォーム・リノベーションなら神戸のRESTA【リスタ】

解体してわかるリノベーションのポイント

全てを解体して躯体だけ残ったけれど、配管、配線、梁や体力壁が間取りの自由を奪う場合もあります。したい事と出来る事。限られた予算の中で最高のリノベーションを叶えるために勉強しませんか?

解体してわかる間取りのポイント

知ると知らぬは大違い、構造が分かれば工事が分かる!

  • 設備の配置は
    給排水を
    見て判断しよう

  • 見えない部分を
    推測する力を
    つけよう

  • 間取りを分断する
    梁や段差と
    上手に付き合おう

設備の配置は給排水を見て判断しよう

解体後のキッチンの給排水管
給水管:
裏手の浴室へ本管が伸びている。
排水管:
裏手の浴室の排水と合流して画面左の縦管に合流。
排水は、水が流れるように配管に勾配が付けられている。

キッチンの配置を変更する場合は、この排水管に勾配がとれるかがポイントになります。

解体後の電気温水器置場の給排水管
給水管:
オレンジが給水管。左下の開口部でキッチン側と接続。この物件は、電気温水器を通して各所へ温水が給水される。
排水管:
一番下の塩ビ管が排水管になります。壁側を伝って、浴室、洗面へ伸びていきます。

※最近のマンションで室内に電気温水器が設置されているマンションは少ないですが、室外に設置されたガス給湯器でも配管の経路は必要になります。
ps(パイプスペースは別にあります)

解体後の浴室の給排水管
給水管:
オレンジが給水管。ユニットバスに接続される。
排水管:
塩ビの排水管。キッチンと同じく勾配を付けて逆流を防いでいます。

洗面で一段床に段差が出来ているのは、配管が床下に配管が敷設されているためです。

見えない部分を推測する力をつけよう

  • Before
  • After

普段の物件の姿から、解体後の姿を推測できれば、リノベーションのイメージが膨らみます。
例えば、キッチンの配置を考えるに当たって配管状況を知るだけでも、立管までの距離感や勾配状況を容易に推測して好みのレイアウトを想像してみて下さい。いつもと違う目線で物件を見ることが出来れば、内覧時間も興味深いものになるはずです。

  • Before
  • After

この写真は、築30年のマンションの小型ユニットバスです。現状の姿から配管状況を想像することが出来ましたか?なかなか出来ませんよね。躯体と袖壁の位置関係。また、縦配管へ接続される排水経路や給湯器や電気温水器などへ給水経路。リノベーション工事は、きっと一生に何度も経験することはありません。本気でリノベーションをするにはデザインだけでなく、仕組みにもこだわってみませんか。

解体後の排気ダクト

既存キッチンは、壁面付けのⅠ型キッチン。レンジフードからダクトを通じて屋外に排気されます。排気ダクトは、レンジフードだけでなく、浴室換気やトイレの換気扇にも接続されています。そのため天井裏に格納され室内を縦断しています。アイランドキッチンなどで施工する場合は、排気ダクトの収まりを考える必要が出てきます。

解体後の電気配線
  • 左半分、解体前
  • スケルトン解体完了

天井の下地を解体するとコンクリート壁が出てきます。右の写真で見にくいかもしれませんが、天井部分から直接電気配線が伸びています。解体すると分かることは、梁を境に大本の配線は二手に分かれて配線されている事です。天井を出来るだけ高くすると言うことは、天井壁と躯体との間の隙間を出来る限り小スペースに収める施工方法が必要になります。

解体後の梁形状
  • 専有部分を横切る天井梁
  • 四隅を縦に通る梁出し

現在のマンションはアウトポール設計になっていますから、左の写真のような室内に迫り出してくる様なものはありません。リノベーションを行う場合、多くは築20年以上の物件が多く、室内を分断する梁も解体後出現します。天井も壁面もフラットな物件は少ないのが現実です。梁の出幅を利用した壁面収納やあえて梁を見せるデザインなどご提案できればと考えています。

間取りを分断する梁や段差と上手に付き合おう

  • 室内を横切る天井梁
  • 壁面と天井を遮る梁
  • 物件の四隅を支える梁

リノベーション用に選ばれるマンションは古いマンションが多い為、どうしても天井梁や壁の梁が気になります。梁があるために自由な間取り設計が行えない場合もありますが上手に付き合う事が出来れば、梁の一面をペンキを塗って部屋のアクセントに変えたり梁の出幅を利用した壁面収納に変身させることも可能です。また、仕切られた空間では圧迫感も感じられますが、大空間でしたらそんなに気になりません。

【解体後のガス配管】

築年数が古い物件になるとガス管も経年劣化している場合がありますので、点検が必要です。
また、リノベーションの場合は各部屋でガスヒーターなどを利用したい場合、配管の引き直しを行うことにより、壁面からソケットで使用が可能になります。ガスは気体ですので勾配の心配は不要です。

【解体後の警報機等】

既存の警報機は、移動するのが難しく管理組合や配線の引き直しなどもありますので型の古い物がリノベーションとミスマッチしたとしても処分することは出来ません。工夫すれば、直接的に見えなくするような専用BOXなどで対応可能です。

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