必ず売るためのテクニック売れない理由を分析してみる
売り出しスタートしたが、なかなか売却できない場合、原因を探り対策を取る必要があります。ではどんな売れない理由があるかを考えて見ましょう。
問い合わせがない場合
売り出し開始後、1ヶ月を経っても物件への問い合わせがなく、内覧の見学もない場合には、価格の見直しも含めて、一度検討し直す時期でしょう。
価格の見直しは、不動産会社が販売活動の状況を確認しながら不動産会社担当者と相談を進めて行きます。
媒介契約の内容には、専任媒介契約であれば契約締結日から7営業日以内、専属専任媒介契約であれば契約締結日から5営業日以内にレインズへ登録しなければなりません。物件がレインズに登録されると、新着物件として、神戸であれば近畿地方全域の不動産会社が確認できるようになります。
レインズの新規物件は、不動産会社の一番の情報ですので毎日チェックしているはずです。不動産営業担当は、物件を購入したいという見込みのお客を抱えているはずですので、その方に紹介できる物件であれば、そのお客様にすぐにでも連絡を入れるでしょう。
ですので、問い合わせが一番多いのは、媒介契約後、1週間から10日前後と言えます。その後は、新しく出た購入希望者があらわれる度に問い合わせが来ることになります。
1ヶ月前後様子をみて価格修正を行うには、このような理由があります。
内覧があるのに物件がなかなか決まらない場合
購入希望者が、内覧までしているということは、気になる物件であることは間違いありません。にもかかわらず売れない場合は、購入に踏み切れない何かがあると考えられます。
内覧があるのに物件がなかなか決まらない場合は、近隣の競合物件に負けている場合が考えられます。
不動産会社を通じてでも、内覧者の本音が聞けるのであれば、自分の家を買わない理由をいろいろ言われることにはとても抵抗があると思いますが、聞いてみることで、解決策が見える場合があります。
間取りや家の老朽化、近隣環境などの問題により売却につながらなかった場合には、価格を安くすることが一番の対策になりますが、部屋を見た第一印象の良し悪しで購入希望者を逃している場合も多くあります。内覧の時には、物件情報よりも印象が良くなるようにしたいところです。
「日当り良好」「広いリビング」などをアピールしている場合、その特徴が気に入って物件を見たいと考えている可能性があるため、そうでない場合はがっかりすることでしょう。また、内覧時に清潔感や大切に使われている感も大切ですので、掃除を行ない清潔感を与えましょう。
良い印象がないといくら物件の間取りや立地が気に入って購入したいとなった場合も、売却価格に影響する場合もあります。内覧では、インターネットなどの情報では見られない部分についてしっかり伝えたいところです。
広告エリアを絞りすぎている場合
家を売却するにあたり、「ご近所さんに知られたくない」「子供が通っている学校で噂になってほしくない」などの理由で、売却していることを出来る限り秘密にしておきたいという依頼は時々ありますが、これは、売却活動にとってはかなりのハンディキャップとなります。
と言うのは、ご近所の人こそその土地柄や物件についての良さを知っているだけでなく、実家から近い、転校しなくても良いなどの理由から一番の購入予備軍でもあるからです。
ですので、価格を見直すタイミングで短期で売却を想定し、一気に広告活動を行うこともひとつの策となります。