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アパート経営者必見!内装と外装はどちらにこだわるべき?
アパート経営をしていると、空室リスクが最も怖いリスクだと思います。その空室リスクを軽減するためには、「長く住みたくなる環境づくり」と「入居率を高くする印象の良いアパートづくり」が必要で、それには内装・外装の改修が効果的です。
とはいえ、改修費も安くない金額なので、内装と外装の両方にこだわることができないケースも多いでしょう。そこで今回は、内装にこだわるべき物件と外装にこだわるべき物件の特徴を解説していきます。
内装をこだわるべき物件
まず、内装にこだわるべき物件は以下のような物件です。
・家で過ごす時間が長い人がターゲット
・明らかに設備が古すぎる
家で過ごす時間が長い人とは、主に主婦になります。ということは、小さなお子さんがいるファミリー層をターゲットにしたアパートなどは、内装にこだわった方が良いということです。やはり、ファミリー層は家にいる時間が長く、何より子供が家にいる時間が長いです。
そのため、内装が汚かったり、設備が古かったりすると、過ごす時間が長い分、内装が気になってしまう可能性は高いのです。
また、今どき「自動湯沸かしがない」「お湯が出るまで時間がかかる」など、周辺の物件と比べて明らかに設備が古すぎる物件も、まずは内装から改修すべきでしょう。設備が古すぎると、マイナス面が大きくなりすぎてしまい、内見のときにNGになってしまうことが多いからです。
外装をこだわるべき物件
次に、外装をこだわるべき物件は以下のような物件です。
・明らかにボロボロな物件
・セキュリティ面が気になる人がターゲット
まずは、明らかに外装がボロボロな物件は、外装から手を加えた方が良いです。「外装を気にしない」と言っている賃借人にもさすがに限度があり、外装のボロボロさで一発NGになる例も少なくありません。その際は、外装の吹付の塗りなおしなど、視覚的に広い部分から手直ししましょう。
また、セキュリティ面が気になるターゲット、たとえば単身女性などが良く住むエリアなども外装は重要です。というのも、セキュリティの印象は外装に左右され、外装が汚いと「古いアパート=セキュリティがしっかりしていない」という印象を与えてしまうからです。
そのような印象を与えてしまうと、内装がリノベーションされていたとしても不安は残ります。特に、女性の一人暮らしはセキュリティ面を気にする人が非常に多いので、そのような人達をターゲットに置くなら、まずは外装が整えましょう。
まとめ
このように、アパートの空室率を下げるための改修を考えている人は、内装と外装のどちらに手を加えるべきかを検討しましょう。両方改修できる資金力があっても、無駄に回収するともったいないので、内装・外装のどちらを重視すべきかは検討した方が良いです。
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