RESTA

0120-520-4169:00-18:00

【不動産コラム】SRCとRC・鉄骨造・木造の違いとそれぞれのチェックポイント

SRCとRC・鉄骨造・木造の違いとそれぞれのチェックポイント

No.69

SRCとRC・鉄骨造・木造の違いとそれぞれのチェックポイント

不動産情報を見ていると、「RC」だとか「軽量鉄骨」だとかの工法が書かれています。あまり馴染みのない言葉だと思いますので、今回はSRCやRC、軽量鉄骨について、それぞれの違いを説明していきます。

RCとSRC

◎RC(鉄筋コンクリート)

鉄筋を組んだ型枠にコンクリートを流して作る工法です。強度は高いものの耐火性が低い鉄筋をコンクリートで包むことによって耐火性も強化し、また、鉄筋を錆びにくくするという効果もあります。これにより高い耐久性を持ち、火災時にも強度の低下を最小限にとどめることができます。マンションで多く使われる工法です。

◎SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)

鉄筋コンクリートに、鉄骨を組み合わせた工法です。鉄筋コンクリート造の頑丈さと、鉄骨造のしなやかさを併せ持って折るのが特徴で、RC造よりもより強くなります。ただ、その分建設コストがかかることと、工期が長くなるというのがデメリットです。

以前は高層マンションなどによく使われる工法でした。現在は、鉄筋やコンクリートなどの材料も進化しており、高層マンションでも十分な強度を出すことができるためRC造が一般的となっています。

【チェックすべきポイント】

鉄筋の状態が悪くなっていないかをチェックします。 たとえば、外壁のタイルが剥がれているところが多い場合、建物自体がゆがんでいる可能性があります。また、クラック(ひび割れ)やエフロレッセンスが見られないかもチェックすると良いでしょう。
※エフロレッセンスとは、ひび割れ部分などからコンクリート内から可溶性の物質が溶け出して、白く粉を拭いたようなシミになるものです。

S(鉄骨)

鉄骨を使った工法で、一戸建てに使われています。「プレハブ工法」と言って工場で作るため工期が短いのが特徴。RCやSRCと違いコンクリートで覆われていないため、鉄骨が錆びたり、火災時には曲がってしまい強度が保てないなどのデメリットがあるため、マンション等ではあまり使われることはありません。

軽量鉄骨と重量鉄骨がありますが、地盤に問題が無い家であれば軽量鉄骨が使われています。重量鉄骨は重さがあるため、地盤が硬いところでないと使えません。

【チェックすべきポイント】

鉄骨が劣化していないかどうかを見なければなりませんが、鉄骨造の場合はプレハブのパネル部分の劣化やボルト部分の劣化にも注意が必要です。錆汁と言って、赤茶色の錆の跡が基礎部分に無いか、チェックしてみましょう。

また、基礎部分のクラックやエフロレッセンスが見られないかもチェックします。

木造

一戸建てに多い工法で、伝統的な木造建築や、2×4工法などがあります。強度としてはRC・SRCや鉄骨には劣ると言われていますが、メンテナンス次第では寿命を延ばすこともできますし、リフォームで補強することによって強度を上げることもできます。

【チェックすべきポイント】

まずは、クラックの確認です。クラックがあると水が入って内部が劣化しやすくなります。また、木造の場合は雨漏りの跡が無いか、床に傾きが無いか、といったことも併せてチェックしておくと良いでしょう。

工法によってそれぞれ特徴があり、購入時にチェックすべきポイントも変わってきます。不動産を購入される際には、こうした工法にも注目してみてください。

(参考:リフォームする物件の選び方

お問い合わせ