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【不動産コラム】住宅ローンの手数料と保証料の銀行による違いについて

住宅ローンの手数料と保証料の銀行による違いについて

No.125

住宅ローンの手数料と保証料の銀行による違いについて

家を買うときには住宅ローンを組んで買う人が多いです。しかし、住宅ローンは銀行によって諸費用額が全然違うことを知らない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、銀行の住宅ローンの諸費用について解説します。

住宅ローンの諸費用とは?

住宅ローンに関連して支払わなければいけない諸費用は、主に以下2つです。
1.手数料
2.保証料

1つ目の手数料とは、その名の通り銀行に住宅ローンを融資してもらう手数料になります。そして、2つ目の保証料とは、保証人の代わりをしてくれる保証会社に支払う費用になります。

保証会社は保証人の代わりをしてくれるので借入者が返済不能状態になれば、銀行は保証会社に残債の請求をします。このような保証会社がいるからこそ、銀行は融資を実行してくれるのです。その保証会社に支払う費用が保証料になります。

1.手数料の額について

手数料額は、銀行によって手数料無料~数十万円程度まで大きな幅があります。一概にはいえませんが、傾向としては次項で説明する「保証料」が安い銀行ほど、手数料を高く設定している傾向があります。

つまり、保証料を減らすことによって銀行が負担する増額分を、手数料を上げることによって相殺しているというワケです。そのため、手数料が無料、もしくは数万円程度である銀行は、保証料も加味した上で選ぶ必要があるのです。

2.保証料の額について

保証料に関しても、保証料無料~借入額の2%程度まで大きな幅があります。保証料が借入額の2%ということは、4,000万円借入したときには、80万円程度の保証料がかかるということです。一方、保証料無料とは、銀行側が保証会社に費用を支払っているということになります。

以前は保証料無料の銀行は少なかったですが、今では多くの銀行が保証料を無料にしています。傾向としては、最近台頭してきた新興企業やネット銀行などが保証料を無料にしているケースが多いです。手数料と保証料の一番の違いは、繰り上げ返済を行った場合に支払った費用が返ってくる場合があるのは「保証料」だけです。

ですので、保証料も手数料と同様、保証料単体で見てはいけません。必ず手数料やそのほかサービスと一緒に確認をして、トータルの諸費用として高いや安いかを判断する必要があるのです。そのほかのサービスとは、諸費用とは異なり「繰り上げ返済無料」や「ATM無料」などの付帯サービスのことを指します。

このように、住宅ローンの諸費用は銀行によって大きく異なります。そのため、銀行を金利だけ判断して1社に絞らずに、数社ピックアップしてから見比べましょう。いくら金利が低く支払額を抑えられたとしても、諸費用額が高ければトータルの支払総額が上がってしまう場合もあります。

(参考:【不動産豆知識】ローン諸経費

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