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【不動産コラム】不動産は先売りと後売り、どっちがお得?

不動産は先売りと後売り、どっちがお得?

No.126

不動産は先売りと後売り、どっちがお得?

家を売るときには、先売りと後売りの2つの売り方があります。先売りと後売りのどちらがお得かは、物件と売り主の状況によるので一概にはいえません。そこで今回は、先売りと後売りのメリット・デメリットを比較して、どちらを選択するべきか解説します。

1.先売りと後売りとは?

そもそも、先売り・後売りは家を買い替えるときに使う言葉です。つまり、今の家を売却して、新しく家を買うときに使用する言葉なので、新しい家が賃貸物件の場合には使いません。

先売りとは、新しい家を購入するよりも「先」に今の家を売却することをいいます。一方、後売りとは先売りの逆で、新しい家を購入するよりも「後」に今の家を売却することをいいます。

2.それぞれのメリット・デメリット

先売りと後売りのそれぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。このメリット・デメリットを把握した上で、自分の家を先売りするか後売りするかを判断しなければいけません。

2-1仮住まい

まず、先売りにすると仮住まいになる可能性があります。今の家を先に売ってしまうので、必ずしも今の家と新しい家の引き渡し日が合うワケではないからです。仮住まいになると、賃貸マンションなどに一時的に引っ越しをする必要があります。

そのため、賃貸時にかかる初期費用や、引っ越し費用など、余計な費用が発生してしまうのです。この点が、物件を先売りする際のデメリットになります。

2-2ダブルローン

一方、後売りするとダブルローンの発生確率が上がります。ダブルローンとは、その名の通り、2つの住宅ローンが発生するということです。つまり、今の家の住宅ローン支払いをしつつ、新しい家の住宅ローンも支払う必要があるということになります。

住宅ローンは1千万円単位で借り入れることが多いので必然的に月々の支払いは十万円を超えてくることも多いです。そのため、ダブルローンが発生すると、月々支払いが20万円以上になってしまうこともあるのです。このダブルローンが発生する確率が高い点が、後売り最大のデメリットです。

このように、先売りには「仮住まい」、後売りには「ダブルローン」という大きなリスクがあります。一般的には、支払額が倍増する後売りの方がリスクは高いので、先売りをおススメする方が多いです。いずれにしても、このリスクを軽減するためには、今の家と新しい家の引渡日を合わせることです。そのため、買い替えをする場合には、引渡し日の交渉は必ず行いましょう。

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