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【不動産コラム】家庭内事故を回避するための住宅チェックポイント

家庭内事故を回避するための住宅チェックポイント

No.38

家庭内事故を回避するための住宅チェックポイント

家の中にいれば、外と違って安全だ、なんて思っていませんか?不慮の事故の中でも、家庭内の事故の件数は非常に多いです。厚生労働省によると、交通事故による死亡数は7,309件。一方、家庭内事故による死亡数は12,873件となっており、交通事故を上回っていることがわかります。

そこで、ここで物件を購入時に知っておきたい、家庭内事故を回避するためのチェックポイントについて紹介したいと思います。

お風呂の安全対策を

家庭内事故の中でも、もっとも多いのはお風呂での事故です。底に足がつかないような深いところでなくても、寝てしまうと、溺れてしまうことはみなさんもご存じかと思います。また、転落・転倒による事故もかなり多いです。浴室では両方の危険がありますので、しっかり安全対策をしておきましょう。

まず、低予算でも手軽にできるのが手すりの設置です。浴槽の横だけでなく、洗い場側にも手すりを設置し、浴室に入ったときや立ちあがったときにも転倒を防げるようにしておきましょう。

そして、浴室の段差にも注意が必要です。脱衣所と浴室の境目に段差がある場合は、その段差につまずいて転んでしまうことがあります。段差をなくすのが一番です。

階段での転倒も要注意

お風呂での事故の次に多いのが、段差や階段などでの転落事故です。やはり、もっとも多く発生している場所は階段です。特に古い住宅の場合、階段が急で、踏面も狭い場合も多く危険です。そんな場合には、手すりを付けたり、踏面に滑り止めをはりつける対策が可能です。

手すりを付けるだけでは、どうしても危険な場合には、階段自体を作り替えることも可能です。その場合は、大規模リフォームになりますが、気に入った立地にある物件の場合は、その選択肢もあることを知っておくと良いかもしれません。

キッチンでの事故にも注意!

キッチンは、火を使うため、火災の危険があるのがキッチンです。IHだと火は使いませんが、油は一定の温度以上で自然発火しますので、火災の危険はあります。今では、温度管理機能がついた調理器具が多く、一定温度以上になれば、自然に消える仕組みがついているので、比較的安心です。ただ、高温のものを扱うので、子供が触る危険には注意が必要です。

例えば、収納が使いにくかったり、狭すぎるキッチンだと動きにくくて、お鍋を引っ掛けてひっくり返してしまったり、高さや位置が合っていないキッチンで無理に作業をすると転倒の危険もあります。

家庭内事故が起こりやすいポイントは、家族構成によっても異なります。乳幼児がいる家庭と高齢者がいる家庭では特に注意が必要なので、住宅購入時には対策も合わせて考えておきましょう。

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