No.159
ローコストな注文住宅を造るポイント
一戸建ては、間取りや設備・仕様によって、コストが大きく異なってきます。そのため、建物を建築する段階で色々な工夫をすることにより、高品質ながら低コストの住宅を造ることができます。今回は、そんなローコスト住宅を造るポイントの解説です。
1.ローコスト住宅とは?
一戸建てには、以下3種類の住宅があります。
・建売住宅
・建築条件付き住宅
・注文住宅
上記3種類の中で「ローコスト住宅」とは、主に低価格で注文住宅を造ることをいいます。そのほかの、建売住宅とは既に経っている一戸建てを販売することで、建築条件付き住宅とは施工会社が決まっている状態で一戸建てを販売することです。
注文住宅は、施工会社を自分で決め、間取り・設備・仕様などの全てを自分でプランニングして建築する一戸建てのことをいいます。
2.ローコスト住宅を造るポイント
ローコスト住宅を造るポインとは以下3点です。
・施工体制が「直営」の会社を選ぶ
・家をシンプルな造りにする
・優先順位を決めておく
建築費は施工会社によって大きく異なります。その一番の原因は、その施工会社がどこまで直営でやっているかという点です。たとえば、大工や左官などを自社で抱えている「直営型」の施工会社であれば、別業者に依頼することがないのでコストが安くなります。
外注費用には、「手数料」などの無駄な費用も含まれるので、なるべく外注のない直営である施工会社を選びましょう。
また、家をシンプルな造りにすることも重要です。シンプルな造りとは、なるべく直方体に近い形で、段差があったり複雑な形をしたりしていない造りのことです。複雑な造りにするほど壁や天井が増え、材料費が増します。また、施工期間もかかるので、人件費がかかってくるのです。
さらに、自分の中で優先順位を決めておくことも大切です。優先順位とは、家のこだわりをどこに置くか?という話です。たとえば、「断熱性は譲れない」「この間取りだけは譲れない」「水まわり設備は譲れない」のように、家へのこだわりを整理しておきましょう。
そうすれば、もし予算オーバーになったときも、どの部分を優先させ、どの部分を削るべきかが分かります。この点は、自分の理想の家をローコストで作る大事なポイントです。
3.まとめ
このように、注文住宅を建築するときは、ちょっとしたポイントを抑えるだけで建築費は変わってきます。特に、施工会社選びでコストは大きく左右されるので、会社選びは重要です。なるべく高品質なものを、コストを抑えて造りましょう。
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