No.43

買い物リストのように、不動産希望リストを作ろう

家は、人生最大の買い物だと言われています。当然、洋服を買うときのように衝動買いで家を買う人なんていないでしょう。ただ、じっくり考えて買ったつもりでも、どうしても後から「失敗した……」ということも出てきます。

では、どうすれば後悔のない買い物ができるでしょうか？

大きな買い物だからこそ、失敗したくない

家を衝動買いする人はいなくても、実際にはよく検討せず、営業マンの営業トークに乗せられてしまったり、雰囲気に流されたりして成り行きで家を買ってしまうような人もいます。

その結果、せっかく購入したマイホームに満足できず、ストレスを感じながら生活することになってしまったり、もしくは早々に売却して買い替えを余儀なくされてしまう、ということもあります。

大きな買い物だからこそ、誰もが「絶対に失敗したくない」と思っているはず。そのためにできることを考えてみましょう。

主婦の方が、食費を節約しつつ、食材を余らせず使い切るために、あらかじめ「買い物リスト」を作成して買い物に行く、ということがあります。リストを作っておくことで買い忘れを防止し、また、不要な買い物をしてしまうのも防げるわけです。

これと同じことを、住宅購入の際にもやってみてはどうでしょうか？　具体的なやり方としては、住宅を購入する前に、自分や家族が希望する点をリストアップしておく、というだけです。

家を購入してしまった後に変更することはできないことの方が多いですから、あらかじめ自分たちの希望をきちんと把握しておくことは重要です。リストを作っておけば、住宅購入後に後悔する可能性を減らすことができます。

今すぐ家を買おうとしている人なら、すぐにでもリストの作成を始めましょう。まずは自分たちが思う希望を書き出していき、さらに住宅情報誌などを見ながら気になるポイントをピックアップしていきます。間取りや立地、欲しい設備など、なんでも思うことは書いていきましょう。

でも、今すぐ家を購入するつもりはなくても、「いずれはマイホームを」と思っている人であれば、今からでもリスト作成に着手されるといいでしょう。まだ頭金を貯めている段階の人でも、自分たちの希望が明確になれば予算もはっきりしてきますし、いくら貯めればいいのかもわかるようになります。

すぐに住宅を購入されない場合は、普段から思いついたことをその都度書きとめておき、少しずつ書きためていけば、住宅を購入しようという頃にはたくさんのアイデアが詰まった希望リストができているでしょう。