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物件購入価格以外にかかるお金~家具・家電編~
マイホーム購入時には、新たに家具や家電を買い足すことも多いですよね。必要な家具・家電が多かったり、良いものを買おうとすると、やはりそれなりに費用がかさんでしまいます。住宅購入時には物件そのものの購入にかかるお金に気を取られがちですが、物件購入以外にかかる費用についても計算しておかなければなりません。
そこで、マイホームを購入したとき、家具・家電でどれぐらいの費用を見積もっておけばいいのかを紹介しましょう。
必要な家具は何か?
マイホームを購入すると言っても、すでに間取りが決まっている建売住宅を買う人もいれば、注文住宅で自分の理想の間取りを実現させる人もいます。
注文住宅で理想の家を作る場合、建売よりも費用がかかりやすくなってしまいますが、その代わり収納についてもこまかく希望を叶えてもらえるというメリットもあります。ほとんどを作り付けの家具にした場合は、新たに必要になる家具は少なくなります。
一方、作り付けの家具は作らなかったという人や、建売住宅を購入した人の場合は、その家に合わせた家具が必要になってきます。すでに今所有している家具で対応できるところもあるかと思いますが、サイズが合わない場合は買い替えが必要になりますし、また、「せっかくのマイホームだから、家具も新しいものを買いたい」と考える人もいると思います。
カーテン・ブラインドなどの窓まわりのファブリック、必要最低限のエアコン、暖房機器など、寝具などがあります。また、ダイニングテーブルやソファなどは、費用はもちろんピンキリですが、良いものを揃えようと思うとそれだけで100万円以上かかることもあります。
ただ、実際に住んでみないと、どういう家具が使いやすいのか、ということも分かりにくいことがあります。良い家具を購入しても、「やっぱりこれは要らなかったかも」とか「もっと大きいものの方が良かった」という改善点が見えてくるものです。予算にゆとりが無い方の場合は、手持ちの家具を使いながら、住みながら少しずつ理想の家具を買い揃えていく、というのもおすすめですよ。
あと、使っている家具の処分には費用がかかることにも注意が必要です。もしソファーやベッドなどの大型のものでも、市のゴミ処分場へご自身で運べる場合には、業者に依頼する場合よりもかなり安く処分することができるので調べてみましょう。
家電は今後10年間使うモノ
家電の場合、家具と違って寿命が短いです。一般的には7~10年間程度だと言われているので、ずっと使えるかどうかは気にする必要がありません。
今使用している家電が新しい家でも問題なく使えるものなら、新たに買い足す必要は無いでしょう。洗濯機・冷蔵庫・エアコンといった大型家電を買い替える場合は、50万程度は用意しておきたいものです。
また、マイホーム購入の際に考えておきたいのは、ルンバなどのお掃除ロボットや、食洗機など便利家電の導入です。
必要になるものはリストアップを
家具家電を買い揃える必要がある場合には、リフォーム時に必ず予算に入れて置く必要があります。大きな家では、100~200万円の費用がかかってくることもあります。予算にゆとりが無い場合は、特に注意して下さい。
まずは、必要な家具・家電をリストアップして、それぞれの相場を調べてみましょう。そうすれば、必要度の高いものから計画的に購入していくこともできます。
家具・家電にかかるお金は安いものではありませんので、住宅購入時に必要なモノを把握した上で購入を考えましょう。