売却の予備知識中古物件の売却に適したタイミングってある？
売れる時期は引っ越しシーズンだけではない
取引が多い時期は、3月や9月などの転勤・引っ越しシーズンであるのは変わりませんが、以前ほど集中することはなくなりました。
その理由は、単身の方の購入の増加で引っ越しの時期にこだわらない方が増えていることと、リフォームを行ってから入居する予定のため、引っ越しよりも余裕を持って探されている方が増えていることがあります。
売れるまでの時間が長くなっている
神戸市・明石で売りに出されている戸建て・マンションの物件総数は、約4,000件あります。物件については、エリア・価格・状況など様々ですが、総数は、年間通して大きく変わりません。毎月いずれかの物件が売れ、そして新しい売却物件がでてきているということです。
ただ、売りに出された物件が売れるまでの期間が以前よりも長くなっている傾向はあります。
その理由として、インターネットを通して多くの情報を得られるため、自身の相対的な状況を判断しながら、物件の値段を検討していると言えます。相場よりも安い物件は、すぐに売却に繋がりますが、そうでない一般的な物件の場合は、買主がじっくり見て購入できる市場の状況だと言えます。
これは、神戸・明石市内の新築・土地・マンションでは全般的に言えることです。
まずは売却開始し、そして売り急がない
家余りの現状や少子化という環境から、需要と供給のバランスでいうと、しばらくは買主が強い時期が続くと思われます。この状態で、早期売却を希望する場合には、やはり売却価格を下げることになります。希望額での売却を望む場合には、まずは、売却を開始し、物件をしっかりアピールし、待つことがベストの選択になります。
そして、売り急がずに待つことです。
ただし、問い合わせや購入希望者があらわれた場合には、ある程度の価格の交渉に応じてでも売るほうが結果的に良い場合が多いでしょう。現時点では、売り出し価格がいくらであっても、需要と供給のバランスから言えば、買いたいと言われる値段が、相場である可能性が高いからです。